朝鮮のミサイル総局、個別機動戦闘部の分離および誘導制御実験を成功裏に行った

朝鮮民主主義人民共和国ミサイル総局は6月26日、ミサイル技術力の高度化目標の達成において重要な意味を持つ個別機動戦闘部の分離および誘導制御実験を成功裏に行った。

「労働新聞」が27日報じた。

報道によれば、重要技術実験を朝鮮労働党中央軍事委員会副委員長である党中央委員会の朴正天書記、朝鮮労働党中央委員会の金正植第1副部長が参観した。

実験は、中長距離固体弾道ミサイル1段エンジンを利用して最大の安全性を保障し、個別機動戦闘部の飛行特性の測定に有利な170~200キロ半径の範囲内で行われた。

分離された各機動戦闘部は、設定された三つの目標座標点へ正確に誘導された。

個別機動戦闘部の分離

また、ミサイルから分離された欺瞞(ぎまん)体の効率も、対空目標発見探知機を用いて検証した。

欺瞞体(ダミー)の分離

個別機動戦闘部の分離および誘導制御実験の目的は、多弾頭によるそれぞれの標的撃破能力を確保するところにある。

この技術実験は、兵器システムの技術高度化を目指す朝鮮民主主義人民共和国ミサイル総局と管下の国防科学研究所の正常な活動の一環である。

ミサイル総局は、この技術実験が本格的な実験段階に入れるようになったのは、われわれのミサイルの能力強化と技術発展において重要な意味を持つと明らかにした。

要技術実験を参観した指導幹部たちは、個別機動戦闘部によるそれぞれの標的撃破能力を向上させるのは非常に重要な国防技術課題であり、党中央が最も関心を寄せる問題であることを強調し、欺瞞体の効率をより高めるための科学技術的対策を徹底的に立てることに言及した。

ダミーを見て“失敗”を叫んだ傀儡韓国軍部の醜態

「労働新聞」の報道によって“ミサイル実験失敗”との韓国軍部の発表は事実ではないことが明らかになった。

かいらい韓国軍部は朝鮮による多弾頭実験直後に“極超音速ミサイル実験”で“空中爆発”し失敗したと発表していた。

しかし「労働新聞」が掲載した「欺瞞体(ダミー)」の写真を見ると、韓国軍部が失敗の証拠として公開した写真は「欺瞞体(ダミー)」であることは明らかで、韓国軍部はダミーを見て“失敗”を叫んだことになる。

実験にあたった朝鮮のミサイル総局は韓国軍部の醜態についてコメントしていないが、関係者が捧腹絶倒しているのではないかと推察される。(了)

© KOYU BUN