U20アメフト日本、最強・米国から歴史的な初白星! 敵将も認める「日本は我々より優れていた」

アメリカンフットボールU20世界選手権準決勝、日本は米国に勝利した(画像は国際アメリカンフットボール連盟のインスタグラムより)

アメリカンフットボールU-20世界選手権

カナダ・エドモントンで開催中のアメリカンフットボールU20世界選手権は26日(日本時間27日)に行われ、準決勝で日本が米国に41-20で勝ち、史上初の決勝進出を決めた。国際アメリカンフットボール連盟(IFAF)主催の世界大会で、日本が米国に勝つのは史上初の歴史的快挙。敗れた米国監督は「日本を称賛しなければいけない。攻守両面で勝負に勝っていた」と脱帽したことが伝えられている。

日本は第1クォーター(Q)から20-0と大きくリード。さらに第2Q残り8分10秒の場面では、自陣31ヤードからの攻撃でボールを受けたRB漆原大晟(立命館大)が巧みなステップでディフェンスラインを突破。味方の好ブロックもあって追いすがる相手を振りきると、右タッチライン沿いを疾走してそのまま69ヤードのタッチダウン(TD)ランを決めた。

豪快なTDランでリードを広げた日本は27-7とリードしてハーフタイム。その後は米国に反撃を許すも、第3、4QにもTDランで加点して逃げ切った。

IFAF公式サイトでは「日本が米国から金星 決勝に進出」との見出しで伝えられ、米国のマイク・ケリー監督の談話も掲載。「日本を称賛しなければいけない。攻守両面で、スクリメージでの勝負に勝っていた。彼らのディフェンシブラインは我々のオフェンシブラインよりも優れていたし、彼らのオフェンシブラインは我々のディフェンシブラインよりも優れていた。それが勝負を分けた」と敗戦の弁が述べられていた。

日本の準備についても称賛。「日本と彼らの育成プログラムに大きな敬意を持っている。彼らはたくさんの練習を積んでいたが、我々は5回くらいしか練習をしなかった。これは決して言い訳ではない。両ラインが日本は我々より優れていた。それが違いを生んだんだ」と脱帽していた。決勝は30日(日本時間7月1日)、日本は開催国カナダと対戦する。

THE ANSWER編集部

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