新規高卒予定者の就職機会確保を いわき商工会議所などに陳情 福島県高校長協会支部と地区高校PTA連合会

小野会頭に陳情書を手渡す平沢支部長(中央)と山崎会長(右)

 福島県高校長協会いわき支部といわき地区高校PTA連合会は26日、いわき商工会議所など経済4団体に対し、新規高卒予定者の就職機会確保を陳情した。①求人枠の確保と早期の求人票提示②女子生徒の応募機会拡大と雇用促進③特別支援学校卒業予定者など障害のある生徒の雇用促進―を求めた。

 平沢洋介支部長(磐城高校長)、山崎建見いわき地区高校PTA連合会長(いわき光洋高PTA会長)らがいわき商工会議所を訪れ、小野栄重会頭、湯沢良一いわき地区商工会連絡協議会長、小沼郁亙いわき経済同友会代表幹事、高萩阿都志いわき経営者協会長にそれぞれ陳情書を手渡した。

 懇談では小野会頭が「市内の中小企業は原材料高や賃金アップなど苦しい経営対応が迫られる一方、のどから手が出るほど若い人材が欲しい。会議所の会員企業などに求人確保を周知したい」などと述べた。

 四倉、磐城農、平工、平商、小名浜海星、勿来工の各高校長が同席した。

(いわき版)

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