【独自】「衝撃でした」 袋パンパンに詰める“肉ドロボー”…まるで飲食店の仕入れ 約50点5万円相当の肉盗む 横浜市

神奈川・横浜市の無人販売所で、袋がパンパンに膨らむほどに商品を詰め、大量に肉を盗む“焼き肉ドロボー”を防犯カメラがとらえていた。
ドロボーの男は商品を吟味し大量の肉を袋に詰めると、小銭だけを料金箱に入れて持ち去った。

袋パンパンに肉詰め込み窃盗…

横浜市南区の無人販売所で5月9日、袋がパンパンになるほどに、商品を詰めるマスク姿の男をカメラがとらえた。

被害のあった店舗には、「情報提供求む」と書かれた張り紙が貼られ、店のオーナーは「ここまであからさまに、かつてないほど持っていくのって衝撃でした」と話した。

ポケットに手を突っ込みながら店に現れた男は、メニューが書かれた看板をじっくりと見ると、店内をグルっと回り、商品を見ていた。
しかし、何も購入することなく、店を出ていった。

その1分後、男は再び来店し、袋を手にすると、商品を品定めするかのように1つずつ“指さし確認”をしている。

そして、目をつけた商品を袋に入れると、まるで“業者の仕入れ”かのように、悪びれることなく肉を袋に詰め込んでいった。

男の袋はみるみるうちにパンパンになり、重さに耐え切れず袋の取っ手は伸びてしまい、商品が地面についてしまうほどだ。

8kg・5万円相当に…払ったのは50円

男は、料金箱の前で財布を取り出し、お札に触れたものの、そのままポケットに戻し、別の財布から出した小銭を料金箱に入れて立ち去っていった。

“焼き肉ドロボー”について、店のオーナーは「小銭、本当に50円とか。そんなもん、パッと入れて。実際5万円ぐらい持っていったんですけど、もう思いっきり50点ぐらい持っていかれました」と話した。

男が盗んだ商品は、馬肉・ホルモン・カルビなど約8kgで、数は50点にものぼり、被害総額は約5万円になるという。

そして店のオーナーは、「一番のショックとしては、やっぱり経営して、その商売をやって、どうしてそうしたのか話がしたいなというのはある」と語った。

警察は被害届を受理し、窃盗事件として捜査している。
(「イット!」 6月26日放送より)

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