潘基文前国連事務総長、安保理を鋭く批判「命を守る基本機能を果たせていない」

国連の潘基文前事務総長は安全保障理事会での「子どもと武力紛争」の会合で、「安保理は平和と安全、罪のない人々の命を守るという基本的な機能を果たせていない」と鋭く批判しました。

潘基文 前国連事務総長
「安保理は平和と安全、罪のない人々の命を守るという基本的な機能を果たせていない」

26日の安保理では、「子どもと武力紛争」に関する年次報告書をもとに各国が意見を表明し、この中で潘基文氏はガザ情勢やウクライナ侵攻をめぐり、アメリカやロシアなど常任理事国が拒否権を相次ぎ行使しているため、安保理が機能不全となっていると指摘しました。

そして、検討されている安保理の改革では、理事国の拡大と実効性の確保を伴うことが必要だと訴えました。

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