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梅雨の時期に気を付けるべきは「食中毒」。家庭でできる対策方法について専門家に伺いました。
まずは、街で聞いてみると…
(街の人)
「すぐに消費するようにして、あまり残さないように」
「お肉とかはすぐに使わなかったら確実に冷凍。暑いところに放置しない」
厚労省がまとめている、過去2年間に全国で発生した食中毒の月ごとのデータを見てみると、6月が最も多くなっています。
では、なぜ6月に増えるのか?
愛知県田原市で和食レストランを経営する、食品衛生指導員の村上雄一さんに聞くと…
(『むらかみ』村上雄一代表)
「細菌は20度くらいから繁殖し始めて、大体50度くらいまでの温度が一番増える。あと水分も食中毒の細菌にとっては栄養分となるので高温多湿である今の時期が一番リスクが高い」
村上さんは、特に長時間持ち歩くことがある「弁当類」は、菌が繁殖しやすいので要注意と話します。
では街の皆さんが、お弁当作りで気を付けていることは…?
(街の声)
「しっかり冷ます」
「梅干しを必ず入れる」
「冷凍のもので、チンしないでもそのまま入れて自然解凍可みたいなものを保冷剤代わりに」
食品衛生指導員の村上さんは、お弁当での食中毒発生を防ぐポイントを3つ教えてくれました。
専門家に聞く対策「生野菜はNG」「盛り付け後は粗熱をとる」
【お弁当の食中毒の発生を防ぐポイント】
・手・包丁・まな板・弁当箱などは衛生的に
・食材はしっかり中まで火を通す
・盛り付け後、粗熱をとる
村上さんは店でもテイクアウトの注文を受けてから、作ることにしていると言います。さらに食材の「生野菜」については…
(『むらかみ』村上雄一代表)
「生野菜は使わない方がいいですね。時間が経ってから水分が出てくると、食中毒菌っていうのは水分に溶けたものを栄養として繁殖していくので、そこはできるだけ避けた方がリスクは避けられると思います」
じめじめ、むしむしが続く季節。東海地方の梅雨明けの時期は平年並みの7月中旬ごろと見られています。今後も食中毒の発生には十分お気を付けください。