人間国宝 森口邦彦さんと奄美市の高校生がワークショップ 創作活動の楽しさ伝える 鹿児島

絹糸で織った布などに草木などの模様を鮮やかに染め出す技法の友禅の人間国宝に認定されている染色家の森口邦彦さんが、奄美市の高校生とワークショップを行い、創作活動の楽しさを伝えました。

森口邦彦さんは1941年京都市生まれの83歳です。大学で日本画を学んだ後、パリへ留学しグラフィックデザインを学びました。帰国後は、人間国宝の父・華弘さんのもとで友禅の技術を磨き2007年、親子2代で人間国宝に認定されました。

奄美市の大島高校で開かれたワークショップでは美術部の生徒が方眼用紙を使って数字のデザインを描き、それぞれ特徴のある数字を描きだしていました。

(2年生)「試行錯誤して数字とか描くのが本当に楽しかった」

(3年生)「いろいろな発見が多くてすごく楽しかった」

(人間国宝・染色家 森口邦彦さん)「自分の中にたくさんの物が埋蔵しているので、それを一つ一つ掘り出してもらいたい」



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