猛暑や台風激甚化 気候変動の現状学ぶ産学官連携のセミナー 千葉市

猛暑や台風激甚化 気候変動の現状学ぶ産学官連携のセミナー 千葉市

 死者が出るほどの猛暑に激甚化する台風…そんな気候変動の現状を学ぶ産官学連携のセミナーが6月27日、千葉市の大学で開催されました。

 「天気から学ぶ!気候変動の現状」と題したセミナーは、千葉市美浜区の神田外語大学で開催され、一般客や学生ら約30人が参加しました。

 パネリストとして登壇したウェザーニューズ社の気象予報士 吉良真由子さんは、観測史上最高となった2023年の世界の年間平均気温に触れ、「気候変動の影響が顕在化している」と指摘。

 気候変動で住むところを失い難民になる人は、「2050年に2億人に上るという研究もある」と警鐘を鳴らしました。

 また、脱炭素の推進に取り組む千葉市の担当者は「気候変動を食い止める脱炭素には、一人ひとりの意識を変えるのが大切」と呼びかけ、神田外語大学の石井雅章 教授も気候変動に関心を持つ「気候リテラシー」の意義を強調しました。

 セミナーに参加した学生は「シャワーを浴びる時間を10秒短くするだけで 脱炭素に貢献できるのならやってみたい」などと感想を述べていました。

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