![](https://nordot-res.cloudinary.com/c_limit,w_800,f_auto,q_auto:eco/ch/images/1178990505450455075/origin_1.jpg)
死者が出るほどの猛暑に激甚化する台風…そんな気候変動の現状を学ぶ産官学連携のセミナーが6月27日、千葉市の大学で開催されました。
「天気から学ぶ!気候変動の現状」と題したセミナーは、千葉市美浜区の神田外語大学で開催され、一般客や学生ら約30人が参加しました。
パネリストとして登壇したウェザーニューズ社の気象予報士 吉良真由子さんは、観測史上最高となった2023年の世界の年間平均気温に触れ、「気候変動の影響が顕在化している」と指摘。
気候変動で住むところを失い難民になる人は、「2050年に2億人に上るという研究もある」と警鐘を鳴らしました。
また、脱炭素の推進に取り組む千葉市の担当者は「気候変動を食い止める脱炭素には、一人ひとりの意識を変えるのが大切」と呼びかけ、神田外語大学の石井雅章 教授も気候変動に関心を持つ「気候リテラシー」の意義を強調しました。
セミナーに参加した学生は「シャワーを浴びる時間を10秒短くするだけで 脱炭素に貢献できるのならやってみたい」などと感想を述べていました。