「天国には行ったことがないけど天国のような…」まるで黄色いじゅうたん ニッコウキスゲ見頃 福島・北塩原村

福島県北塩原村の雄国沼ではいま、夏の訪れを告げるニッコウキスゲが見頃を迎え、鮮やかな黄色い絨毯が訪れる人を出迎えています。

北塩原村の磐梯朝日国立公園に位置する雄国沼。標高1000メートルを超えるこちらの湿原でこの時期に楽しめるのが…。

佐々木夢夏アナウンサー「見渡す限り黄色い絨毯が広がっています。時折心地よい風が吹いて揺れる花がとっても涼しげで幻想的です」

湿原一面に咲き広がるニッコウキスゲです。ニッコウキスゲは、ラッパのような形をした黄色の花が特徴で朝に咲くとその日の夕方にはしぼんでしまう「一日花」です。

「天国には行ったことがないけど天国のような…」

雄国沼は、面積当たりのニッコウキスゲの株の数が日本一で「雄国沼湿原植物群落」として、国の天然記念物にも指定されています。今年は、雪や雨の量が少なかったことなどから、例年より花の数がやや少なくなっていますが、開花の時期は例年通りだということです。

梅雨の晴れ間となった27日は、美しい景色を一目見ようと県内外から多くの人が訪れ、青空のもとカメラを手に散策を楽しんでいました。

栃木から来た人「去年がかなり(花の数が)少なかったので、今年は最高です」 山形から来た人「すごい素敵ですね。風もものすごく清々しくて、天国には行ったことがないけど天国のような景色だと思った」

雄国沼のニッコウキスゲは今は7分咲きで、見頃はあと1週間ほど続く見込みです。



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