部活動以外でも合唱を楽しんで 福島市の「第九のつどい合唱団」 アカデミー設立、参加者募集

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 福島市の「第九のつどい合唱団」は、市内の子どもたちが部活動以外で合唱に取り組める機会をつくろうと「合唱のつどいアカデミー」を設立した。6月30日まで参加者を募り、7月7日から活動を開始する。

 合唱団は老若男女が集まりベートーベンの交響曲第九番などの歌唱を楽しもうと、大場秀樹県議が会長を務め、学校、合唱関係者らが4月に設立した。50~60代を中心に約50人が所属している。

 活動の柱の一つに、公立中学校が部活動指導を外部団体などに委ねる「地域移行」の支援を掲げている。合唱に興味があり、学びたいと考えている子どもの受け皿を目指してアカデミーを運営する。講師は小中学校の元音楽教員が務める。

 対象は市内の小学4年生から高校生まで。活動は7月7日から11月2日までの計10回。受講料は1回500円で、初回練習時に保険料800円が必要。11月10日に集大成となる演奏会を市内のふくしん夢の音楽堂(市音楽堂)で開く。全ての練習に参加できなくても出演できる。

 26日までに15人ほどから申し込みがあった。演奏会で歌う曲は応募状況によって決める。交響曲第九番の他、市内出身の作曲家古関裕而さんの作品を検討している。

 申し込みは専用の応募フォームなどで受け付けている。問い合わせは野田小内の事務局星正明さんへ。

(県北版)

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