by 松永 侑貴惠
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米Microsoftは6月24日(現地時間、以下同)、「Copilot in Excel」に新たな能力を追加したことを発表した。
「Copilot in Excel」では、データをもとにしたグラフの作成や分析、表の並べ替え指示などに対応できることが知られている。さらに今回は、より複雑な表の編集に対応した。
Microsoftは、「1つの列をコンテキストを理解して複数の列に分割し、データを整理する」、「文字列から年を抽出して数式として処理し、年齢を自動計算する」といった処理を例に、機能強化を解説している。。
1つの列を複数の列に分割してデータを整理
1つのセルに、名前と生没年、国名が入った次のような形式データがあるとする。
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上記のような情報を「Split the first column into three: Name, Years alive, and Country. Insert after the first column.」(名前、生没年、国の3つの最初の列を作成し、最初の列のあとに挿入してください)とプロンプト入力する。すると、最初の列以降に、以下のような3分割されたデータを生成可能。
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このような動作について、同社は「Copilotが自然言語を推測する」ことをポイントとして挙げている。とくに、「Years alive」(生没年)が「1912-1954」を指していると推測し、生没年の列を生成してくれている。
文字列から年を抽出して年齢を計算
そして、さらに各個人の年齢を割り出し、年齢を表示する列に追加したいとき、プロンプト「Add a column that calculates how long each person was alive for. If they are still alive, write "Alive today”」(各個人の年齢を計算し、追加してください。もし生きている場合は「生きている」と入力してください)を追加する。
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すると、以下のように年齢、もしくは生存中であることを示す列を生成してくれた。
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このようにデータの意味を把握して抽出や計算といった複雑な指示にも対応できるなど、Copilotは進化している。いずれにしても、人間側が的確にプロンプトを与えるのがポイントになりそうだ。