板倉町議の出席停止訴訟、町は争う姿勢 群馬・前橋地裁で口頭弁論

 昨年の群馬県板倉町議会で青木秀夫議員ら3人が出席停止処分を受けた問題で、違法な懲罰で議事に参加できず議員としての基本的権利を侵害されたなどとして、青木氏が町に損害賠償などを求めた訴訟の第1回口頭弁論が26日、前橋地裁(小川雅敏裁判長)であり、町側は請求棄却を求めて争う姿勢を示した。

 訴状などによると、町議会は昨年5月、青木氏が慣例で臨時議長を務めた臨時会で、議長選を立候補制とする動議を可決し、議長を選出した。当日欠席した議員5人が後日の臨時会で懲罰動議を発議し、青木氏ら議員3人が処分された。県は2月に青木氏への処分を違法と認めて取り消す審決を出した。

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