1か月予報 梅雨明けのような真夏の暑さ 日本海側に梅雨前線停滞 多雨傾向

きょう27日(木)、気象庁は6月29日~7月28日までの1か月予報を発表しました。

この先1か月、太平洋高気圧の勢力が強く、全国的に高温となるでしょう。
また、太平洋高気圧の張り出しにより、梅雨前線は北へ押し上げられ、日本海側に停滞しやすい見込みです。
日本海側では、降水量が平年並みか平年より多くなるでしょう。

■地上気圧と上空の気温
沖縄・奄美と西日本の太平洋側では、高気圧に覆われやすい時期がある見込みです。
一方、西~北日本の日本海側では、高気圧の縁を回って暖かく湿った空気が流れ込みやすい時期があるでしょう。
また、上空約1500mには、全国的に平年より暖かい空気が流れ込みやすい見込みです。

■この先1か月の気温
この先1か月は暖かい空気に覆われやすく、全国的に高温傾向となるでしょう。
特に、西・東日本は7月1週目にかけて、沖縄・奄美や北日本では7月上旬にかけて、気温がかなり高くなる見込みです。
梅雨明け頃のような、夏本番の暑さが続くでしょう。
熱中症警戒アラートが発表された際は、屋外での活動は控えるようにしてください。
また、西・東日本を中心に、夜でも最低気温が25℃を下回らない熱帯夜が続くでしょう。
寝苦しい日が増える見込みです。
夜でもエアコンを使うなどして、暑さ対策をお願いします。

■この先1か月の降水量
この先1か月は、梅雨前線が日本海側に停滞しやすいでしょう。
西~北日本の日本海側では、前線や低気圧の影響を受けやすく、降水量が平年並みか多い見込みです。
低気圧や前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込み、前線の活動が活発化する恐れもあります。
最新の気象情報を確認し、大雨への備えをお願いします。

■この先1か月の日照時間
西日本の太平洋側では、7月の1週目は前線の影響を受けにくいため、日照時間が平年並みか多いでしょう。

© 株式会社サニースポット