ステージの他にも、映画ファンにはたまらないグッズが購入できるブースや、中々お目にかかることのできない映画の小道具の展示など、見どころいっぱいでした。“好き”が集合した今回のコミコンで思い出深かった、ステージやエピソードを更にご紹介します!(文・杉山すぴ豊/デジタル編集・スクリーン編集部)
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リクエストされても披露しなかったあの“名セリフ”にファンもうっとり
今回、大阪コミコンのPR大使を務めてくれたのは昨年に引き続きNMB48の選抜メンバー安部若菜さん、川上千尋さん、上西怜さん、塩月希依音さん、坂田心咲さん。中でも安部さんは大変映画に詳しく、好きな俳優としてピーター・ウェラーさんの名をあげていました。なので急遽ピーターさんのステージのMCをお願いしました。
その時に、ロボコップを模した特別なワンピース姿で登場。これにはピーターさんも「最高のロボコップだ」と大喜びでした。気分がアガってくれたピーターさんはステージで『ロボコップ』の名セリフである”Dead or alive, you’re coming with me!”を生声で初披露。これまでどんなにリクエストされても人前ではやらなかったそうで、ファンにとってはたまらないプレゼントとなりました。
↓『ロボコップ』の面を被り、あの名セリフが!
コミコン名物 映画の小道具&車両の展示も大人気!
コミコンの名物は映画で使われた小道具や車両の展示ですが、今回はその中で人気の『バック・トゥ・ザ・フューチャー』のデロリアンに乗って写真が撮れる、というサービスを展開したところ大人気。長蛇の列が出来てしまい、整理券制に変えたところ午前中にはすべての整理券がなくなってしまうという盛況ぶりでした。
他には世界的なオークション会社であるヘリテージ・オークションさんも参加。映画『アベンジャーズ』の主要キャストが寄せ書き風にサインしたキャプテン・アメリカの盾や『ホーム・アローン』のケビンが着ていた服などが展示され多くの方が写真を撮っていました。
大阪〝怖(こわ)〞コンステージ後には清水崇監督らが自らムビチケ販売も!
日本映画の話題作の発表も行われました。レジェンドの怪獣造形師・村瀬継蔵さんが総監督の怪獣映画『カミノフデ 怪獣たちのいる島〜』では村瀬さんと出演の釈由美子さんが登壇。出展ブースでは本作の怪獣ヤマタノオロチの迫力あるプロップが飾られていました。
Jホラーの話題作『あのコはだぁれ?』からは清水崇監督と主演の渋谷凪咲さん、穂紫朋子さんらが登壇。ステージ後は清水監督、穂紫さん自ら会場でムビチケを売り大盛況。
邦画ではないですが『猿の惑星/キングダム』から猿の暴君プロキシマス・シーザーの日本語吹替版の声を担当した竹内力さんがなんとステージに降臨(←という言葉がぴったり)! ボスらしいオーラで会場中を魅了しました。
ゆりやんレトリィバァも駆けつけた! 他ゲストステージもファン大歓喜
今回ジョー・フラニガンさんの参加は海外ドラマ・ファンをうならせました。彼はSFドラマ・シリーズ「スターゲイト アトランティス」の主人公シェパード役で人気を博しました。2004-2009に放送され熱狂的なファンがいます。実はこのドラマ、シーズン2からジェイソン・モモアさんが登場。彼が注目されるきっかけとなった作品なのです。以来2人は大の仲良しで今回ジェイソンさんがジョーさんに「一緒に大阪行こうぜ!」と誘ったそうです。
また、抜群の人気を誇る『バック・トゥ・ザ・フューチャー』。クリストファー・ロイドさんとトーマス・F・ウィルソンさんが参加となりました。クリストファーさんは2022、2023の東京コミコンにも参加。2人のステージはコメディアンとしても有名なトーマスさんのトーク力が炸裂。楽しいステージになりました。業界でも『バック・トゥ・ザ・フューチャー』のファンは多く今回はゆりやんレトリィバァさんが花束を持って駆けつけてくれました。
アンバサダーを務めた斎藤工 映画愛に溢れた最高の3日間に
今回アンバサダーを務められた斎藤工さんは3日間にわたって大活躍。斎藤さんは役者であり、監督、プロデューサーでもあるのでセレブに対する質問もプロがプロに聞く感じで内容が濃い。
コスプレ・コンテストの審査員時は、なんと黒澤明監督の名作『生きる』の主人公がブランコに乗る有名なシーンのコスプレで登場!(ブランコ自体も衣装になっている)さらに声の出演を務める人形アニメ“パカリアン”の監督秦俊子さんとのステージでは『シン・ウルトラマン』の神永新二の格好で登壇、ファンを沸かせました。
このステージの締めで斎藤さんが言った「エンタメは月曜日から毎日をがんばる人の背中をおしてあげるためにある」はとても心に響きました。
ざっと20人に1人くらいがコスプレでの参加に!
コミコンと言えばやはりコスプレ。今回もざっと20人に1人ぐらいがコスプレで参加です。やはりセレブに合わせたものが多く、ノーマン・リーダスさんが来るので「ウォーキング・デッド」、またゲームの「デス・ストランディング」、女性ではシルヴィ役のソフィア・ディ・マルティーノさんが参加なので「ロキ」のシルヴィに扮する方が多かったです。
確実に増えたなと思うのがホラージャンル。特にマイケル・マイヤーズやフレディ・クルーガー、『血のバレンタイン』、キョンシー等の映画系はもちろんゲームからは「サイレント・ヒル」等も登場。ペニーワイズも増えてきました。チャッキーやミーガンに扮するお子さんもいて怖たのしい空間になっていました。
MAY THE FORCE BE WITH YOU! ファンと共にスターウォーズの日をお祝い!
今回のコミコンは5月3日、4日、5日の開催でしたが、5月4日はMAY 4thというわけで、スター・ウォーズの名セリフ“MAY THE FORCE BE WITH YOU!”にちなみ世界的にスター・ウォーズの日なのです。大阪コミコンもこれをお祝いしようということになりました。
スター・ウォーズのコスプレイヤーたちと今回セレブ参加のテムエラ・モリソンさん、ダニエル・ローガンさん、そして会場にいる全員で5月4日の午後5時4分に“MAY THE FORCE BE WITH YOU!”と唱和しようと。ちょうど横浜でも独自のスター・ウォーズ イベントが開催、同様の企画を実施しているので東と西での声出しです。3000人ほどの大唱和になりましたがきれいにきまりました。
テムエラ・モリソンさんはダニー・ローガンさんとはスター・ウォーズでジャンゴ・フェット&ボバ・フェットで親子役、アクアマンではジェイソン・モモアさんと親子役。そうテムエラさんにとって映画で共演した“2人の息子たち”とコミコン会場で再会となりました。
ファンの間でも“テムエラさんはコミコン最強のパパ”という声があがり、彼らとダブルで撮れる撮影会の開催も決定。バックステージでもいいパパ感だしていましたね。
イベント終盤ではダニエルと共にテムエラ恒例の「ハカ」を披露!
格闘イベントが楽しめる出展ブース・エリアではコスプレカラオケ大会も!
コミコンの出展ブース・エリアにプロレスのリングがあって、格闘イベントはもちろんトークショー等のプログラムを楽しめるようになってました。そこで開催されたカラオケ大会に超派手なジャケットを着てジョーカー(ホアキン・フェニックス版)のメイクをした方が参加、ホイットニー・ヒューストンさんの名曲“グレイテスト・ラブ・オブ・オール”を歌い上げました。
あまりのすばらしさに涙ぐむ方もいました。実はこのジョーカーの正体はLiLiCoさん! そうコミコンのメインMCです。コスプレのコンセプトは「もし純烈(歌謡グループ。LiLiCoさんのご主人で、今回のコミコンのMCもつとめる小田井涼平さんがかつて所属)がジョーカーだったら」だそうです。
SCREENブースのサイン会にご参加ありがとうございました!
今年もSCREENさんのご好意で、サイン会を実施することができました。他にまわるところや見るものが沢山あるのに来ていただいて感謝です。短い時間ですがここでの会話で得たことがヒントになって、ステージのMCの時とかに活用させていただいています。本当にありがとうございます。
ところで僕がサインを書くときにSNIKT!という謎の言葉を入れていますが、これはコミックにおいてウルヴァリンがあの爪を出すときの擬音なんです。自分を鼓舞する、さあ! 行くぞ! みたいな気持ちで書かせていただいてます(笑)
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