おすすめの教育ローン!借りるならどこがいい?金利や借入可能額を比較

子どもの教育費を用意するために、教育ローンの利用を検討している人もいるでしょう。
「教育ローンを借りるならどこがいい?」「教育ローンの選び方は?」「おすすめの教育ローンは?」「母子/父子家庭が借りるならどこがいい?」という疑問はありませんか。

日本政策金融公庫の調査結果によると、小学校から大学まですべて公立校に進学した場合、必要な教育費は約1000万円とされています。

この記事では、教育ローンについて悩んでいる人に向けて、以下の内容を解説してるので参考にしてください。

この記事でわかること

  • 教育ローンの詳しい内容
  • 教育ローンの選び方
  • おすすめの教育ローン

教育ローンとは

教育ローンとは、教育にかかる費用を借りられる金融商品のことです。比較的低金利で、借りたお金の利用用途が幅広いことから根強い人気を誇ります。

例えば、勉強に必要な教科書や筆記用具はもちろん、大学入学にあたって一人暮らしを始めるための引越し費用も教育ローンの対象範囲内です。

また、教育に必要な備品であれば、パソコンやタブレットも対象になります。

お金がなくて進学を諦めていた家庭でも、学びの機会を得られる魅力的な教育ローンですが、取り扱い先によって申し込み条件が異なることには注意が必要です。

民間の教育ローンと国の教育ローンの違い

民間の教育ローンと国の教育ローンは、年収制限や借入上限金額が異なります。

民間の教育ローンの場合、借入上限金額は1000万円以上ですが、金利が2~5%と高い傾向にあります。

一方、国の教育ローンは、金利が1.95%と民間の教育ローンに比べて低いものの、借入上限金額は最大450万円と低く設定されています。

民間教育ローンがおすすめな人の特徴

民間教育ローンがおすすめな人の特徴と理由は、下表の通りです。

民間の教育ローンに関しては、誰でも必ず借りられる教育ローンはある?教育ローンの種類や審査に落ちた場合の対策でも詳しく解説しているので、参考にしてください。

国の教育ローンがおすすめな人の特徴

国の教育ローンがおすすめな人の特徴と理由は、下表の通りです。

国の教育ローンに関しては、国の教育ローンの利用条件や審査基準は?審査のポイントと奨学金との違いで詳しく解説しているので参考にしてください。

教育ローンの借入可能額を無料診断!各行の金利比較も

教育ローンの選び方

教育ローンの選び方は、以下の通りです。

  • お金の借り方で選ぶ(一括 or カードローン)
  • 金利の違いで選ぶ(固定金利 or 変動金利)
  • 返済方法で選ぶ(元利均等返済 or 元金均等返済)
  • 利用条件で選ぶ
  • 借入額を増額できるかで選ぶ

お金の借り方で選ぶ(一括 or カードローン)

教育ローンのお金の借り方には、証書貸付方式の一括借入型と、カードローン型があります。目的に応じて、どちらのタイプを選択するべきか変わってきます。

一括借入型は返済金額が明確なため、返済計画をしっかりと立てたい人におすすめです。

ただし、一括借入型は借入金を全額使わない場合でも、全額分の利息を支払わなければなりません。

一方、カードローン型の場合、必要になったときに必要な分だけお金を借りられるので、支払う利息は借りた分に対する利息だけで済みます。

また、一括借入型では再度借入する場合、あらためて申し込みが必要になりますが、カードローン型ではその手間がかかりません。

必要な金額が不明な人には、その都度借入できるカードローン型がおすすめです。

金利タイプの違いで選ぶ(固定金利 or 変動金利)

教育ローンの利息には、完済まで金利が変わらない固定金利と、市場の動きで変動する変動金利があります。

固定金利は金利が上がらないのはメリットですが、設定されている金利が高い点がデメリットです。

変動金利は一般的に金利が低い傾向にありますが、市場価格の高騰により金利が上がる可能性もあるため、注意しなければなりません。

変動金利を選んだとしても、金利が大幅に増えるケースは滅多にありません。少しでも金利の低い教育ローンを組みたいなら、変動金利を選ぶことも1つの方法です。

しかし、金利が上がる可能性を捨てきれないため、不安に感じるようであれば固定金利の選択をおすすめします。

返済方法で選ぶ(元利均等返済 or 元金均等返済)

教育ローンを選ぶときは、返済方法も判断材料にしましょう。返済方法の違いで、負担のかかり方が変わってくるためです。

返済方法には主に、「元利均等返済」「元金均等返済」の2種類があります。それぞれの特徴とおすすめの人は、下表の通りです。

利用条件で選ぶ

教育ローンを選ぶ際には、利用条件も考慮しましょう。教育ローンの融資を受けるには審査があり、商品ごとに設定された利用条件を満たす必要があるためです。

例えば、以下のような利用条件が設定されます。

  • 年収
  • 年齢
  • 勤続年数
  • 連帯保証人

借入額を増額できるかで選ぶ

借入額を増額できるかも考慮しましょう。申し込み当初よりも、教育費がかかってしまうケースもあるため、増額できると知っていれば、安心できます。

例えば、国の教育ローンを利用する場合、借入上限の350万円以内であれば、再度申し込みを行えます。

申し込み当初に、教育費で計算できない要素がある場合は、借入額が増額できる教育ローンに申し込むとよいでしょう。

教育ローンを申し込む前に知っておきたいこと

教育ローンを申し込む前に知っておきたいのが、申し込みのタイミングと、団信(団体信用生命保険)についてです。

教育ローンを申し込むタイミング

教育ローンの手続きには、国の教育ローンが1ヵ月程度、民間の教育ローンは2週間程度かかります。

しかし、合格発表から1週間以内に入学金を支払うよう指示される学校もあるため、入学金用に借りたい場合には合格発表より早い段階で申し込んでおくことが必要です。

教育ローンを契約するかどうかは、審査通過後でも決められます。そのため、先に審査を通過させておいて、合格発表を待ってから本契約を交わす方法がおすすめです。

返済時の万が一に備えるなら団信付きが安心

綿密な返済計画を立てていたとしても、人生に何が起こるかはわかりません。不慮の事故や急な病により死亡してしまった場合など、万が一に備えて団信(団体信用生命保険)付き教育ローンに申し込むことも検討してみてください。

団信付きの教育ローンであれば、借入人が死亡した際に、融資残高を保険金で返済してくれます。

一般的な保険と違い、団信付き教育ローンの保険料は金利に上乗せする形で支払われるケースがほとんどです。

例えば、みずほ銀行教育ローンの場合、団信に加入するためには基準金利に年0.3%が上乗せされます。500万円を借入した場合、500万×0.03=1万5000なので、団信の保険料は年間1万5000円です。

月に換算すると1,250円で加入できる計算になります。

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教育ローンおすすめ9選

ここでは、金利や借入可能額などを総合的に判断したおすすめの教育ローンを紹介するので参考にしてください。

1.横浜銀行教育ローン

横浜銀行教育ローンのカードローン型は、医学部や航空系学校などの特別な学部でなくても、最大1000万円まで借入できます。

一括借入型の場合は、医学部、歯学部、薬学部のいずれにも該当しない場合、借入可能上限額が最大500万円です。

また、一括借入型の最低金利は1%未満で、民間の教育ローンの中で抜群に低い金利です。

ただし、変動金利のため、返済期間中ずっと1%未満を保てる保証はありません。

2.ちばぎんスーパー教育ローン<学生生活>

ちばぎんーパー教育ローンは、最大3000万円の借入ができる教育ローンです。

住まいに関わらず、入学先・進学先が千葉県、東京都、茨城県、埼玉県、神奈川県にある教育機関である場合に対応できます。

借入上限金額も高く、一括型とカードローン型のどちらも選択できるため、使いやすい教育ローンといえるでしょう。

3.常陽教育ローン「学援生活」

借入したい金額が少ない人には、最低1万円から借りられる常陽教育ローン「学援生活」がおすすめです。幅広い用途で利用でき、子どもの生活費や通学のための定期券購入などにも活用できます。

店舗で申し込む際の金利は3.975%ですが、すべての手続きをネットで完結すれば金利が2.2%まで下がります。

学費が高額になる医学部、歯学部、薬学部の場合は、最大3000万円まで借入が可能です。

仮審査の結果は6ヵ月有効なので、合格発表まで時間がある場合にはあらかじめ仮審査を済ませておくとよいでしょう。

4.UI 教育ローン(都度借入型)

UI銀行は、東京きらぼしフィナンシャルグループが設立したスマホ専用の銀行です。UI銀行が展開する教育ローンは、上限500万円を、必要なときに借入できます。

「死亡・高度障害」または「初めてガンと診断された」場合は、借入残高が0円になるなど保障もついているため、万一にも備えられる教育ローンです。

5.京葉銀行教育ローン・学資ローン

京葉銀行の教育ローンは、来店不要でWeb上で完結するのが特徴です。

一括借入型と、カードローン型のどちらにも対応しているため、用途に応じて借入対応を選ぶとよいでしょう。

教育ローンの借り換えもできるので、現在の教育ローンと比較するのもおすすめです。

6.大阪シティ信用金庫 教育ローン

大阪シティ教育ローンは上限額1000万円まで借入できる教育ローンです。使い道は限定されておらず、アパートの家賃や制服代、海外留学費用など幅広く利用できます。

10万円から借入ができ、年収確認資料を用意しなくても、300万円まで借入ができるため、利用しやすい教育ローンです。

7.島根銀行WEB完結型教育ローン

島根銀行WEB完結型教育ローンは、スマートフォン支店を選択すると、島根銀行の口座がなくてもインターネットで仮審査を受けられます。

使用用途も限定されておらず、10万円から借入できるので、使いやすい教育ローンといえるでしょう。

他社の教育ローンからの乗り換えも可能であるため、現在使っている教育ローンと比較するのもおすすめです。

8.あしぎん教育ローン(カードローン型)"カルチェラタン"

足利銀行の教育ローンは、Web完結ができ店舗に足を運ばなくても借入ができます。

Web完結の場合、500万円以上の金利は1.95%、500万円未満は2.2%です。

受験前から申し込みが可能なのも特徴です。また、在学中は利息部分のみ返済し、元金の返済は卒業したあとにすることもできます。

9.関西みらい教育ローン

社会人が資格取得費用やキャリアアップの教育資金に困っている場合、関西みらい教育ローンがおすすめです。学生支援の教育ローンと違い、本人名義での借入もできます。

さらに、住宅ローンを組んでいれば金利が1.8%まで下がるため、戸建てや分譲マンションなどを持っている人にもおすすめです。

一括借入型であれば団信にも加入できます。

教育ローン選びで迷ったらクラウドローン

クラウドローンとは、複数の金融機関からプランの提案を受けることができるサービスです。基本情報や希望条件を登録することで、条件に合った提案を受け取れます。

クラウドローンを利用することで、比較検討の時間を大幅に削減でき、自分に合ったローンを利用できる可能性が高くなります。教育ローン選びで迷ったら、クラウドローンで借入可能額を無料診断するのがおすすめです。

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団信加入ができる教育ローン2選

万が一の返済不能に備える、団信付き教育ローン2選を紹介します。

どちらも金利は3%以上と比較的高めですが、日本全国どこでも申し込みできる教育ローンです。借入可能額や申し込み条件の違いに注目して、比較検討してみてください。

楽天銀行教育ローン

楽天銀行教育ローンの魅力は、申し込みから借入まで最短2営業日で完了する迅速さです。さらに、提携大学への振込は楽天銀行から直接行えます。

金利は3%超と高めの設定ですが、楽天銀行と提携している大学60校への進学であれば割引が受けられます。

また、元金を在学中は据え置きにして、卒業後から返済する方法もあるため、子どもの就職後に自分で支払わせたい人はぜひ検討してみてください。

みずほ銀行教育ローン

信頼できるメガバンクから借りたい人には、みずほ銀行教育ローンがおすすめです。

みずほ銀行でマイカーローンや住宅ローンなどのローンを組んでいれば、金利が0.1%割引されます。

借入可能上限は300万円とあまり高額ではないものの、団体信用生命保険付きで、メガバンクならではの充実な保障内容です。

借入上限額が高い教育ローン3選

以下で紹介する3つの教育ローンは、借入金額の上限が1000万円と比較的高めです。ただし、利用できる居住区の制限があるケースもあるため確認してください。

借入金額の上限が1000万円の教育ローン

  • 横浜銀行教育ローン(横浜銀行)
  • 常陽教育ローン「学援生活」(常陽銀行)
  • スーパー教育ローン(千葉銀行)

借入金額の上限は1000万円ですが、希望借入金額を1000万円で申し込んだとしても、必ず満額借りられるわけではありません。

審査で返済能力があると認められた金額が、借入上限金額になるので注意してください。

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ろうきんのひとり親世帯(母子・父子家庭など)の教育ローン

ろうきんの中には、ひとり親世帯(母子・父子家庭)向けの教育ローンを提供しているケースがあります。ひとり親世帯で教育ローンの加入を検討している場合は、選択肢に入れてもよいでしょう。

都道府県によって条件が違うため、済んでいる地域のろうきんに問い合わせてください。例えば、静岡ろうきんが提供しているひとり親世帯の教育ローンは、下表の通りです。

学校と提携する信販系の教育ローン

信販系の教育ローンも学校と提携しているケースがほとんどのため、選択肢に入れましょう。

信販系の教育ローンは、国の教育ローンや銀行の教育ローンと比較すると、金利は高めです。しかし、審査結果が出るまでの期間が短く、急ぎで教育資金が必要な人におすすめです。

具体的には、以下のような種類があります。

教育ローンに迷ったら「クラウドローン」がおすすめ

教育ローンを検討するなら、クラウドローンもおすすめです。

クラウドローンは、低金利のローンを複数比較できるサービスです。基本情報や希望内容を登録すれば、複数の金融機関から条件に合うプランの提案を受け取れます。

各銀行の融資可能な金額や金利のプランを比較して、どこがいいのか検討できます。

クラウドローンを利用することで、比較検討の時間を大幅に削減でき、自分に合ったローンが見つかる可能性が高くなります。教育ローン選びで迷ったら、クラウドローンの利用がおすすめです。

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教育ローン関してよくある質問

まとめ

教育ローンとは、教育にかかる費用を借りられる金融商品です。比較的低金利でローンを組め、借りたお金の使用用途が幅広いのが特徴です。

教育ローンには、主に「民間の教育ローン」と「国の教育ローン」の2種類があります。借りたいお金の金額や、現在の資産状況などによって、選ぶべき教育ローンは異なります。

教育ローンの種類は非常に多いため、情報収集に戸惑う場合は「クラウドローン」の利用がおすすめです。

クラウドローンは、あらゆるローンを検索して、比較検討できるサイトです。教育ローン選びに悩んでいる場合は、ぜひ一度利用してください。

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