旧統一教会参加で規約新設 鹿児島市、11月のおはら祭

 南九州最大の祭りで、鹿児島市の繁華街・天文館で毎年11月に開催される「おはら祭」を巡り、事務局を務める同市が参加条件の規約を初めて設けることが27日分かった。世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の踊り手が昨年参加し、市民から多くの苦情が寄せられたためだ。28日のおはら祭の総会で報告する方針。

 関係者によると、教団の参加を疑問視する声を受け、参加を断る一例として祭りの開催に支障を来すなど、市や地元商工会議所などでつくる振興会がふさわしくないと判断した場合と記載する。

 市の担当者は「具体的な団体の参加可否は申し込みを受けた後に協議する」と説明している。

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