トヨタ、アイシン株の一部売却を決定 保有比率24.8%から20.0%(予定)へ見直し

by 編集部:椿山和雄

2024年6月27日 発表

トヨタ自動車は6月27日、トヨタが保有するアイシン株式の一部売却を決定した。売却予定株数は1301万2000株(予定)で、保有比率を売却前の24.8%から、売却後は20.0%(予定)へと減らす。この決定は、2023年より取り組みを進めるトヨタグループの成長を目指した資本関係の見直しとしている。

トヨタでは、2016年よりグループ全体の事業の再構築を進めており、今回、グループのトヨタ、アイシン、デンソー、豊田自動織機と議論を重ね、2023年のデンソー株式の一部売却に続き、アイシン株式の一部を売却することについて合意。今回の株式売却でトヨタが得た資金は、「電動化」「知能化」「多様化」の取り組みを始めとした成長投資に活用する予定としている。

そのほかのグループ各社との資本関係の見直しについては、各社の人材、オペレーション、風土、事業関係等の現状を確認し、今後の競争力強化について1社1社オーダーメイドで検討を進めるとしている。

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