SixTONESの京本大我が主演する映画『言えない秘密』より、主人公・湊人（京本）と雪乃（古川琴音）の初めての連弾シーンとメイキング映像が解禁された。
京本大我が初の映画単独主演を務め、古川琴音が初めて恋愛映画のヒロイン役に挑戦した本作。『鈴木先生』『俺物語!!』『チア☆ダン～女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話～』の河合勇人が監督を務める。
過去の出来事からトラウマを抱えた大学生・湊人（京本）は、どこか謎めいた雰囲気のある大学生・雪乃（古川）が奏でるピアノの音色に導かれ、運命的な出会いを果たす。自然と惹（ひ）かれ合い、雪乃の天真爛漫なキャラクターと心動かすピアノの演奏は、湊人が抱えるトラウマを癒し、やがて2人で過ごす日々は愛おしくかけがえのないものになっていく。しかし、ある日突然、雪乃は湊人の前から姿を消してしまい―。
各種媒体でのインタビューやイベントで宣伝活動をしてきた京本と古川がそろって頑張ったポイントとして挙げるのは、ピアノ演奏シーン。“音大生”としてレベルの高いピアノ演奏を求められるだけでも大変な中、互いの呼吸を合わせる必要のある連弾シーンは、役として感情を乗せながら演奏する必要があるため、並々ならぬ気合いを入れて撮影に臨んでいたそう。
公開直前となる今回解禁されたのは、そんな思い入れの強い連弾シーンのひとつでもある、2人の初めての連弾シーンとメイキング映像。
舞台は、湊人の自宅に併設された父（尾美としのり）が経営するカフェ・ポロネーズ。まずは雪乃が単独でショパンの「華麗なる大円舞曲」を弾き始め、湊人に演奏に入ってくるように促すところから始まる。海外留学でトラウマを抱え、ピアノと距離を置こうとしていた湊人は、最初はその誘いに応じない。しかしやがて、楽しそうに演奏する雪乃に根負けし、横に座り鍵盤に指を落とす。
もともと、雪乃が奏でるピアノの音色に湊人が導かれるという形で出会った2人。初めて音を重ねたにも関わらず、その相性の良さは一目瞭然。時に視線を合わせ、指が触れ合う瞬間もありながら、奏でられる軽やかで力強い音色は観ている側にも心地よく響き、雪乃だけでなく湊人も心から演奏を楽しんでいる様子が伝わってくる。さらに、演奏後に顔を見合わせて笑い合う様子は、連弾によって得られた楽しさや清々しさに加え、2人の心の距離がグッと近づいたことを感じさせ、“音大生”ならではの瑞々しいラブシーンとなっている。
メイキング映像では、旧講義棟の演奏室で行われる連弾シーンの撮影風景の一部を公開。「映画を観た時に一番好きなシーンが全部連弾シーンだったんです。ただ一生懸命ピアノを弾くだけではなくて、そこに二人の気持ちが乗っているのが見えて良かったなと思いました」（古川）、「クランクイン前から二人で合わせる機会がちょこちょこあったんですけど、本番の時の琴音ちゃんの引っ張ってくれるリード力というかピアノ経験者でもあるので、すごい安心して、リラックスして臨むことができました」（京本）というコメントも収めている。
映像にはOKがかかると、京本と古川が喜んでハイタッチする瞬間も。クランクイン前だけでなく、撮影中も他の共演者から「いつもピアノを練習していてなかなか話しかけられなかった」「常に現場ではピアノの音がしていた」と言われるほどピアノ練習に励み、ピアノを通してコミュニケーションをとってきた2人。音大生という役柄の説得力が増したことはもちろん、お互い惹かれ合う演技にもその努力が反映されている。
映画『言えない秘密』は、6月28日全国公開。
