警察官、7月からサングラス着用OKに 青森県警 紫外線軽減、事故防止

サングラスを着用する警察官=27日、青森県警
サングラスを着けてパトカーに乗る警察官=21日、青森市

 青森県警は7月1日から、全ての警察職員を対象に職務中のサングラス着用を認める。紫外線による目の健康被害軽減や直射日光・乱反射による交通事故防止が目的で、東北地方の警察で初めて着用基準を定めた。市民と接する場面では原則外して対応する。

 着用できるサングラスはレンズ、フレームが落ち着いた色合いで、形が奇抜ではない-などの条件を満たしたもの。警察官らが自ら用意し、上司の許可を得た上で、警察車両乗車時や交通取り締まり、交通整理などの場面で日中に限って使用する。

 県警警務課によると、対象は全ての警察官・行政職員(計約2700人)。これまで白バイ隊員は規定により、防じん用眼鏡の着用を認めてきたが、サングラスに関するルールは設けていなかった。現場の警察官から「日光がまぶしい中で車両を運転して事故を起こしそうになった」「サングラスを着けられないか」などの声が上がり、県警内で検討してきた。

 同課の野里和保課長は「威圧感を与えるつもりは全くない。その点に注意しながら日頃の活動に取り組む」と理解を求めた。

 サングラスのほか、暑熱対策としてドリンクホルダーの携帯や首に巻くネッククーラーの活用も推奨する。

© 株式会社東奥日報社