モバイル見本市「MWC上海2024」が開幕、5G応用の華やかな競演―中国

モバイル見本市「モバイルワールドコングレス上海2024」が26日、上海市で開幕した。

モバイル見本市「モバイルワールドコングレス上海2024(MWC上海2024)」が26日、上海市で開幕した。国際的なモバイル通信事業者の業界団体「GSMアソシエーション(GSMA)」が発表した情報によれば、中国は世界最大の5G市場であり、今年末までに5Gに接続する端末数が10億台の大台を突破することが予想されるという。

中国工業・情報化部の趙志国(ジャオ・ジーグオ)チーフエンジニアはこのイベントの中で、「2024年5月末現在、中国は累計で383万7000カ所の5G基地局を設置し、世界の5G基地局の60%を占めた。また、中国では5Gユーザー数が9億人超となっており、中国全土の移動通信ユーザーの50%以上を占めている」と述べた。

中国は5Gの大規模な応用も持続的に推進しており、5Gの応用事例は累計で9万4000件を超え、工業、鉱業、電力、港湾、医療などの業界で5Gの大規模応用が実現している。

中国電信の柯瑞文(カー・ルイウェン)会長は、「最も印象強いのは、人工知能(AI)が新たな科学技術革命と産業変革をリードする戦略的な技術となり、情報通信(IT)業が『ネット+クラウド+AI』をはじめとするAI時代へと進むのを推進し、5Gネットワークのイノベーションと応用の拡大発展のカギを握る重要な駆動要因になったことだ」と述べた上で、「5Gは今まさに業界の融合・応用・イノベーションによって価値の全面的な体現を促進する次の段階へ突入しつつある」との見方を示した。

MWC上海2024の会期は6月28日まで。今年は「フューチャー・ファースト」をテーマに、中国、ドイツ、インド、シンガポール、スペイン、スイス、英国、米国などの国から多くの出展企業と協賛企業が参加した。(提供/人民網日本語版・編集/KS)

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