マカオ司法警察局が夜のカジノ施設内外で防犯パトロール実施…オーバーステイの中国人の男1人発見

カジノ施設でのパトロールの様子(写真:マカオ司法警察局)

 目下、マカオ司法警察局では、マカオの地域コミュニティの治安環境の浄化による市民と旅客の安全を確保するため、マカオ警察総局による指揮の下、広東省及び香港の警察当局と合同で大規模作戦「落雷2024」を展開している。

 同局が6月27日に発表した内容によれば、同月26日午後9時から27日午前2時までの間、捜査員25人を動員して統合型リゾート(IR)が集積するコタイ地区のカジノ施設内及び周辺でパトロールを実施したとのこと。

 今回のパトロールでは132人(男90人、女42人)が調査対象となり、このうちオーバーステイの中国人(中国本土居民)の男1人を発見。警察署でこの男に対する身元確認手続き及び調査を行った後、マカオでその他の犯罪に関与していないことがわかったことから、治安警察局の入管部門へ身柄を引き渡したという。

カジノ施設でのパトロールの様子(写真:マカオ司法警察局)

 同局では、今後もマカオの治安情勢を注視しながら、各種犯罪行為に対する厳格な抑止策及び法執行を講じ、マカオの良好で安定した社会治安の維持に取り組んでいくとした。

 マカオでは、アフターコロナとなった昨年(2023年)の年初以来、インバウンド旅客数の急回復が続いており、繁華街や観光名所周辺の人流も明らかに増加。このところ治安警察局、司法警察局が落雷作戦による連日市内各所での取り締まりを強化実施しており、ほぼ毎日なんらかの違法・違反行為が摘発されている状況。

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