障害者向けグループホームに連座制適用 群馬県が対応検討 知事「あってはならない」

障害者向けグループホームを群馬を含む全国で運営する「恵」が利用者から食材費を過大に徴収するなどした問題で、厚生労働省は事業所指定の更新を認めず順次打ち切る「連座制」を適用すると発表しています。

山本知事は27日の会見で「あってはならないことだ」と話し、できる対応を取っていきたいとしました。

この問題は、東京に本社を置き、群馬を含む12都県で障害者向けグループホームを運営する「恵」が利用者から食材費を過大に徴収したもので、過大徴収は全国77カ所であわせて約2億9000万円に上ります。

厚生労働省は26日、事業所指定の更新を認めず順次打ち切る「連座制」を適用すると発表しました。県内には対象の施設が5カ所あり、2027年中に渋川、2028年中に前橋、高崎、伊勢崎、2029年中に太田のグループホームが指定の期限を迎えます。

山本知事は27日の会見で「あってはならないことだ」と怒りをあらわにしました。

また、前橋市は群馬テレビの取材に対し、「国からの方針が出され次第、事業者に指導を行っていく」とコメントしています。

高崎市は「利用者の処遇に影響が出ないように適切に対応していく」とコメントしています。

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