J3・FC岐阜 上野監督辞任を発表 天野ヘッドコーチが暫定指揮

上野監督

 J3のFC岐阜は27日、昨季から指揮を執っていた上野優作監督(50)の辞任を発表した。上野氏は同日付でクラブのプレーモデルやメソッドの構築についてサポートするフットボールコーディネーターに就任した。後任監督は、天野賢一ヘッドコーチ(49)が暫定的に務める。

 上野氏はワールドカップ(W杯)カタール大会で16強入りした日本代表コーチを経て、2023年に岐阜の監督に就任。今季は開幕直後は好調だったが、8~16節にかけて9試合連続勝ちなしと不調に陥った。しかし、直近のリーグ戦は2連勝を記録し、18節までを消化して7勝5分け6敗、昇格プレーオフ圏内の6位とは勝ち点差2の11位につけていた。

 上野氏はクラブを通じ、「2試合前からチーム指導における役割を見直し、FC岐阜の戦いに結果がついてくるようになった。今後、さらなる上昇を見据えると、私がチームから離れることが一番だと考え、クラブに申し入れた」と辞任理由を説明。岐阜フットボールクラブの小松裕志社長は「クラブとしては、引き続き指揮を執っていただくよう話し合いを重ねてきたが、このたび受理することを決定した」とコメントした。

天野ヘッドコーチ

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