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27日午前、高級住宅街として知られる東京・港区白金で撮影された映像に映っていたのは、勢いよく道路を流れる茶色く濁った水。
周辺の道路は一面水浸しになり、大量の水が川のように流れているのがわかります。
映像には、行き場をなくした住民が花壇の上に避難する様子も記録されていました。
動画の撮影者は「どこまで今後水が増えるのか、私自身もすごく不安な気持ちになりました」と当時の状況を振り返ります。
なぜ冠水が起きたのでしょうか。
動画の撮影者は「ガス管の工事をされている穴から大量に水が出ているのを目撃した」と話しました。
警視庁によりますと、現場では直前までガス管の工事が行われていて、その作業中、何らかの原因で水道管の連結部分が外れた可能性が高いということです。
この冠水によって、付近では、飲食店や事務所が浸水するなどの被害が相次ぎました。
現場の目の前にある飲食店の女将は、当時の状況を「急にゴオオってすごい音がして、何かと思ってのぞいたら水がすごくあふれてきたんですよね。それであっという間に洪水みたいになってしまって」と話します。
その時の様子を店主が撮影した動画では、床一面に水があふれ、店主のすねの辺りまで水に浸かっているのがわかります。
現場周辺の水位は一時30cmほどに達しましたが、約1時間半後に水は引きました。
警視庁は、工事の際に誤って水道管を破損させた可能性があるとみて、詳しい原因を調べています。