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マイナンバーカードと一体化した健康保険証「マイナ保険証」の利用が進んでいる地域として、宮崎県の歯科医師会と高千穂町が厚生労働省から表彰されました。
国は、今年5月から来月までを「マイナ保険証利用促進集中取組月間」と位置づけてマイナ保険証の利用が進んでいる地域などを表彰する制度を新設しました。
県内では、今年4月末時点で「歯科診療所」での利用率が22.2%で、医師会などの比較では全国1位に。
また、市町村単位では、高千穂町での利用率が36.6%で全国1位でした。
27日は、県庁で県歯科医師会の上窪高志会長と高千穂町の甲斐町長に宮崎厚生労働副大臣から表彰状が手渡されました。
県内の「歯科診療所」が1位の理由として、県歯科医師会は、県内の診療所に設置しているマイナ保険証を読み取る機械が93.8%の設置率で全国2位であることをあげています。
(宮崎県歯科医師会 上窪高志会長)
「(マイナ保険証で)いろんな利点が出てきて、これまでの医療費の無駄であったところがだんだん減っていくんじゃないかと考えている」
また、「高千穂町」が1位の理由について、町は高千穂町国民健康保険病院の受け付け補助スタッフを2人から6人に増やし、マイナ保険証の利用を促したことなどをあげています。
(高千穂町 甲斐宗之町長)
「マイナ保険証を利用した方が、ほんのわずかだが費用負担が抑えられるという面もあるので、より患者にとって利便性が高く有利な形で利用推進することで、細かく声かけして案内した結果だと思う」
厚生労働省は、より適切な医療を受けるためマイナ保険証への切り替えの準備を進めてほしいとしています。