5月にクマの目撃が相次いだ秋田市新屋地区 市がAIでクマを判別しリアルタイムで撮影するカメラを設置

秋田朝日放送

5月以降クマの目撃が相次いだ秋田市新屋では住民憩いの場所も立ち入り禁止が続いています。そうしたなか秋田市はAIがクマを判別するカメラを27日新たに設置しました。

立ち入り禁止が続いている秋田市新屋の「雄物川水辺の広場」は近くに住む人の散歩コースとしても親しまれていました。5月14日この広場や近くにある雄物大橋付近でクマ1頭が相次いで目撃されました。秋田市は安全確保のため広場を立ち入り禁止とし箱わなを設置すると、設置した翌日にクマ1頭が捕獲されました。

しかし住民が安心したのもつかの間。1頭が捕獲された後もクマの目撃情報は寄せられました。また、12日には陸上自衛隊の新屋演習場で体長約60センチのクマが目撃されています。

秋田市は27日AIがクマを判別してリアルタイムで撮影・通知する機能を持つ自動カメラを設置しました。秋田市では今月末までに付近でクマの目撃情報が寄せられなかった場合、県と猟友会と話し合い箱わなの撤去と立ち入り禁止の解除を検討するということです。

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