博多祇園山笠 飾り山笠の飾り付け始まる 雑踏対策会議も

来月1日から始まる博多祇園山笠を前に27日、福岡市天神のソラリアプラザでは飾り山笠の飾り付けが始まりました。

1階イベント広場で、博多人形師・置鮎正広さんの指示のもと、表(おもて)の飾り付けが行われたのは、「十四番山笠ソラリア」。

今年の表題は、表が「黒田鍋島天神大普請(くろだ・なべしま・てんじん・びっぐばん)」で、現在、天神で建設中の「ワン・フクオカ・ビルディング」の誕生を盛り上げようと、埋め立てで天神地区の繁栄の礎となった肥前堀をモチーフにしているということです。

置鮎さんは、「良かとができた。良い人形ができたから、私は安心した」と話していました。

見送りの表題は「菅公西下創造多故事(かんこうのさいか・おおくのこじをうむ)」で、来月1日から一般公開されます。

一方、櫛田神社では、博多祇園山笠振興会や警察、医師らが集まり、来月15日の追い山笠当日などの雑踏対策や救護体制を話し合いました。

追い山笠では、特に見物客が集まる櫛田神社前の通りで、人通りが増えた場合に出入りを制限するほか、櫛田神社から国体道路にかけて集中する見物客を、大博通りや明治通りに誘導するなどの対策が協議されました。

福岡市の担当者は、人を分散させることで、見物客にとっても見やすいのではないか、と話しています。

また、追い山笠当日は警察がヘリを飛ばし、上空からも混雑状況を確認するということです。

© 九州朝日放送株式会社