熱中症特別警戒アラートの発表時 運動会や体育大会など中止延期を検討 岐阜県教委

県議会定例会の一般質問=27日午前、県議会本会議場

  県教育委員会は、2024年4月から運用が始まった「熱中症特別警戒アラート」が県内で発表された場合、小中学校などでの運動会や校外学習を中止または延期する方針を検討していると明らかにしました。

  これは県議会定例会の一般質問で、岐阜県議会・公明党の水野吉近議員の質問に対し、堀貴雄教育長が答えたものです。

  「熱中症特別警戒アラート」は、気温や湿度などから算出する指標の「暑さ指数」が、県内すべての観測地点で35以上になると予想される場合に発表されるものです。アラートは前日に発表され、これまでの「熱中症警戒アラート」の一段上に位置付けられます。

  県教育委員会では、特別警戒アラートが発表された場合、県内の小中学校や高校などで翌日の運動会や体育大会、校外学習については中止、または延期する方向で検討しているということです。

  また、屋内においても熱中症のリスクがあるとして、教員が児童や生徒の様子を丁寧に観察するなど、一層の体調管理に努めるとしています。

  県議会定例会の一般質問・質疑は、28日も行われます。

© 株式会社岐阜放送