【速報】ハンバーガー日本一決定戦『JAPAN BURGER CHAMPIONSHIP 2024』準決勝1日目結果

2024年6月27日(木)〜30日(日)の4日間、日本一のハンバーガーを決める大会『JAPAN BURGER CHAMPIONSHIP 2024』がさいたまスーパーアリーナ(コミュニティアリーナ)にて開催中。27日(木)に行われた準決勝1日目の結果をお届けする。

1日目第1試合

GROW(岩手) VS LITOR(沖縄)

『GROW』は岩手県奥州市にあるハンバーガースタンド。周辺には駅もバス停もない立地にもかかわらず、連日遠方から人が押し寄せるのは、そのハンバーガーが唯一無二のおいしさを誇る証拠。『JAPAN BURGER CHAMPIONSHIP 2023』準優勝店。

『GROW』の菊地シェフは勝負前のコメントで「レベルが高いお店ばかりなので、今日は1人で挑戦するので、ミスなく時間内に終えられるようにがんばりたいと思います」とコメント。

完成したハンバーガーの名前は『The Japaneseburger』。菊地シェフが日本のバーガー界のレジェンドの皆さんが生み出したスタイルや技術を、色んなところに取り入れながら、自らの個性を盛り込んだ、これぞ日本のハンバーガーという王道バーガー。

GROW/The Japaneseburger

『LITOR』は“フルーツにフォーカスしたグルメバーガー専門店“として、2023年6月に沖縄でオープンした。「ふつうの日をフレッシュに」をコンセプトに、お客様が新しい味の冒険を楽しみながら、驚きを感じる斬新なフルーツグルメバーガーを提供している。

『LITOR』の柳シェフは「JBCは去年、おととしと見ていたので、対戦相手が『GROW』さんに決まった時にヒョ!ってなったんですけど、本番になったら関係ないと思いますし、勝負の世界は最後までわからないので全力でぶつかりたいと思います」と意気込みを語った。

完成したハンバーガーの名前は『ONE』。全ての具材が1つにまとまるという意味が込められており、全ての具材の個性を活かして新しい価値として生み出すという意味で名付けられた。

LITOR/ONE

審査基準は味70点、見た目20点、調理の正確さ10点の3項目からなり、審査員1人合計100点の中で得点をつけ、審査員の合計点が得点となる。結果は『GROW』285点、『LITOR』282点となった。

今大会の審査員フォーリンデブはっしーは「本当に僅差で、許されるなら引き分けって言いたいところなんですけど、それぞれキャラの違う個性的なバーガーに皆さんの熱量も感じられて、非常に感激しました。『LITOR』さんのマンゴー、パッションフルーツをあわせるっていう驚きもありましたし、『GROW』さんの王道を追求したブレないおいしさ、どちらも誰もが喜んでもらえるようなハンバーガーだったのかなと思います」と絶賛した。

1日目第2試合

Harry’s Junction(宮城) VS 潮見スキッパーズ(東京)

『Harry’s Junction』は都内の有名店で修業をした佐藤シェフが、地元の仙台松島に6年前にオープンしたアメリカンレストラン。地元の食材にこだわったハンバーガーをはじめ、本格的なアメリカンフードを楽しめるお店。

『Harry’s Junction』の佐藤シェフは「この日のために試作もしてきたので、精一杯やりたいと思います」とコメント。完成したハンバーガーの名前は『牡蠣ジャムコルビーバーガー』。仙台牛のうまみと宮城県産のおいしい牡蠣のうまみと、指定食材のコルビージャックの塩気のバランスを感じられるハンバーガーとなった。

Harry’s Junction/牡蠣ジャムコルビーバーガー

『潮見スキッパーズ』はバンズ、パティ、ソースすべてを手作りで提供する本格ハンバーガー店。

『潮見スキッパーズ』の岩崎シェフは「スキッパーズの背中を預かっているので、ここでは負けられないので、勝ち進んで優勝を取りたいと思います」と意気込みをコメント。完成したハンバーガーの名前は『スキッパーズダブルチーズ〜コルビージャックVer〜』。チーズの味や香りはもちろんのこと、チーズを使ってうまみの相乗効果を計算して作ったレシピ。かつお節を削ってハンバーガーの中に隠し込ませたハンバーガー。岩崎シェフは「3年目のスキッパーズの真骨頂のハンバーガー」と語った。

潮見スキッパーズ/スキッパーズダブルチーズ〜コルビージャックVer〜

結果は『Harry’s Junction』289点、『潮見スキッパーズ』289点の同点になり、勝ち負けを決めるため、審査員が札を上げて投票することになり、『Harry’s Junction』2票、『潮見スキッパーズ』1票で『Harry’s Junction』の勝ちが決定した。審査員の『JAPAN BURGER CHAMPIONSHIP 2023』優勝チーム『Burger Big Bang PJ』代表の渡邉貴広は「審査員って辛い立場だなって今日しみじみわかりました。世界に向けての本戦なので、世界に向けて通用するというところで審査しました」と審査員の辛さを含ませながらコメントした。フォーリンデブはっしーは「うまみ対決なのかなと思いました。牡蠣と粗々しいお肉を使った豪快なうまみ、一方かつお節などの繊細なうまみ。この2つのうまみを比べた時に、ゴロゴロの肉食らってる感のあるハンバーガーでうまみを後押ししてくれるような『Harry’s Junction』さんのハンバーガーが好きでした」と語った。

1日目第3試合

J.S. BURGERS CAFE(東京) VS Sun2Diner(東京)

『J.S. BURGERS CAFE』は、まだ「グルメバーガー」という名前が生まれる前の2000年に開業した本格ハンバーガー店。昨今のハンバーガーブームの火付け役でもあり、歴史の生き証人でもあるJ.S. BURGERS CAFEは、グルメバーガーファンなら必ず一度は訪れる名店。

『J.S. BURGERS CAFE』の平野シェフは「愛に溢れたハンバーガーの時間をこれから皆さんの前で表現しますので、愛に満ちたパフォーマンスを楽しんでください」と語り、ハンバーガー作りに取り掛かった。

完成したハンバーガーの名前は『うし to チーズ』。「うし=牛」で作ったパティの香り高い焼き加減と肉のうまみ、さらに「うし」から作られたチーズをパティの上で溶かすことで、「うし」だからこその深いコクとチーズの濃厚な味わいを楽しめるハンバーガー。

J.S. BURGERS CAFE/うし to チーズ

『Sun2Diner』は、ハンバーガー界の御三家と言われる、世田谷三宿のFUNGOの店⻑を⻑年勤めあげた田嶋シェフが独立開業したお店。今日に至るグルメバーガーブームを黎明期(れいめいき)からけん引し続けてきた実力派のお店はキッチンカー業態にもかかわらず、常にファンが出店場所を追いかけるほどの人気。

田嶋シェフは「食は人を笑顔にするし、幸せで楽しいことなので、それを思いっきりこのチームで表現できたら良いなと思います」とコメント。

完成したハンバーガーの名前は『メープル マカロニ&スモークチェダーチーズバーガー』。準決勝指定食材スモークチェダーを使い、得意なアメリカンな組み合わせで仕上げた、ワクワクするビジュアル、香り、食感、味のバランス、体験したことのないうまみの塊バーガーとなった。

Sun2Diner/メープル マカロニ&スモークチェダーチーズバーガー

結果は『J.S. BURGERS CAFE』288点、『Sun2Diner』289点となった。審査員のジャパンビアソムリエ協会代表理事の山上昌弘は「『J.S. BURGERS CAFE』のバーガーは本当に複雑で、おいしかったです。味の複雑さはピカイチで食べるたびに自分の脳が爆発するぐらい、色んなことを考えてしまう審査員の実力が試されるハンバーガーだったと思います。『Sun2Diner』は私がハンバーガーに求める非日常性やワクワク感、食べた時に笑顔になれる、そこを見た目でしっかり実現しながら、食べた時のバランス、おいしさもしっかりしていたということで評価させていただきました」と2チームのハンバーガーについてコメントした。

最後に3試合行われたうちの勝者が壇上にあがり、決勝戦に進むチームが発表された。第1試合『GROW』、第2試合『Harry’s Junction』、第3試合『Sun2Diner』の中から、審査員3名が札を上げ、決勝にあがるチームが決定する。結果は『Harry’s Junction』2票、『Sun2Diner』1票となり、『Harry’s Junction』が1日目の決勝戦に進むチームとして勝ち上がった。

『JAPAN BURGER CHAMPIONSHIP 2024』

<期間>2023年6月27日(木)~30日(日) 11時〜21時 ※最終日は19時まで

<場所>さいたまスーパーアリーナ(コミュニティアリーナ)

<入場料>無料(混雑緩和のため、土日のみ事前に入場時間指定予約あり)

<販売ブース>ハンバーガー18店舗予定

他、飲食、ポテト、アルコール、スナック、スイーツなど販売予定

公式HPこちら

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