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長崎大学は2025年度以降の新入生を対象にした入試について変更点を発表しました。
2つの学部に女性だけが受けられる「女子枠」を導入します。
KTN記者
「長崎大学は情報データ科学部と工学部に女子枠を設けます。テーマは多様性です」
長崎大学では女子学生の割合が(2024年度)全体では41.8%ですが、情報データ科学部が21.3%、工学部が16.9%にとどまっています。
そこで2025年4月の新入生から、情報データ科学部に10人、工学部に12人の「女子枠」を導入します。
長崎大学 井上徹志 副学長
「大学で多様性を確保を進めることがまず重要です。社会の課題について考えたい
ときに男だけしかいないところと女性が入った状態で考えるのとは学習効果が大きく違います」
「多様性」を掲げるなかLGBTQを自認する学生への対応については…
長崎大学 井上徹志 副学長
「戸籍上の男女にはこだわらないと考えていますが女子枠に応募されたということは
そういう意思があると考えます」
KTN記者
「ケースバイケースで高校と相談しながら?」
長崎大学 井上徹志 副学長
「そうならざるを得ない」
また長崎大学は2026年4月の新入生から医学部医学科の「長崎医療枠」を10人増やし25人にします。
長崎医療枠は卒業後に長崎大学病院などで初期研修を含めあわせて5年間の勤務を確約できる人が対象です。
医師不足や地域による医師の数の偏りへの対応を目指す取り組みだということです。