【陸上】ドルーリー朱瑛里が1500mで決勝進出 田中希実との直接対決は「自分の走りに集中」

1組6着で決勝に進んだドルーリー朱瑛里(右)

陸上女子のドルーリー朱瑛里(津山高2年)は、決勝の舞台で〝憧れの選手〟と真っ向勝負を臨む覚悟だ。

27日に開幕した日本選手権(新潟・デンカビッグスワンスタジアム)の1500メートル予選では、序盤から積極的な走りで4分16秒69の1組6位に入り、28日の決勝にコマを進めた。レース後には「調子がいいので、明日につながる。(予選落ちとなる)7位と差が開いていたので、明日に向けてというところで走れた」と手応えを口にした。

ドルーリーは未来を見据える上で、シニアの日本選手権への参戦を決意。「ジュニアじゃなくてシニアの方で戦うのは今後につなげていくため。インターハイとかジュニアの大会に比べて違った雰囲気で挑めている。それもいい経験の1つ」と語り、決勝に向けては「しっかり自己ベストを更新して、自分の走りに集中して、いい結果を残せるように頑張りたい」と意気込んだ。

決勝では日本の女子中長距離界をけん引する田中希実(ニューバランス)と相まみえる。約2か月ぶりの対戦となるが「そういった選手と走る機会を大切にしながら、自分自身の走りに集中して頑張りたい。そういった(仕掛けの)ところにも対応できるようにいいレースをしたい」と気合十分。直接対決で現在地を確かめる。

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