西谷商栄会 「七夕縁日」で町おこし 7月6日に初開催 横浜市保土ケ谷区

縁日のチラシを作った内野々さん

西谷商栄会(高塚均会長)が7月6日(土)、飲食やゲームを盛り込んだ「七夕縁日」を西谷商店街通りで初めて開催する。西谷の中心街にかつてのにぎわいを取り戻そうと企画。商店街の各店舗が一致団結し、アットホームな雰囲気が漂う西谷の魅力を発信する。

にぎわい再生に追い風

同商店街通りは、西谷駅の南側に東西に並行して展開する。飲食店や美容室、靴店などが連なり商業の中心地となっている。しかし、近年は店主の高齢化などが原因で、かつてのようなにぎわいに陰りが出ている。

同商栄会は例年、西谷連合町会や富士山神社と合同で夏祭りを開催しているが、今年は「七夕縁日」として単独で企画。商栄会だけで運営することで加盟店舗の責任が大きくなるが、その分、各店主のモチベーションが高まり、「自分たちの力で商店街を盛り上げようとする意識の向上」などが期待できるという。

縁日の企画に携わり商店街で広告業を営む、内野々強さん(42)は「一見さんにも優しいところなど、商店街の各店舗の魅力を発信する機会にしたい。まちの皆さんをつなぐ場にもなれば」と意気込みを語り、人と人のつながりを紡ぎたいという。

白バイも登場

縁日には、フランクフルト、かき氷、ビール、ヨーヨー釣り、的当てなどの模擬店が勢ぞろい。模擬店の運営には地域の若者も有志で携わり、多世代交流を促進する機会としても期待できる。保土ケ谷区内に店舗があったり、在住している移動販売業者で構成されるキッチンカー商店会「ほどがやキャラバン」も協力し、多彩な料理を販売する。

白バイとの記念撮影会も予定され、警察官がオレオレ詐欺などの特殊詐欺への注意を呼び掛ける。そのほか、小物雑貨などを販売するフリーマーケットも行われる。

正午から午後6時まで。荒天の場合は7日(日)に順延。同商店街通りは催しに伴い、午前11時から午後7時まで、自転車を含む全ての車両が通行止めとなる。詳細は西谷商栄会【電話】045・371・6645(月曜・水曜・金曜午前10時〜午後4時)へ。

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