G=マルケス『百年の孤独』文庫 発売前に重版決定 虎翼デザイナーによる装画に金スピンの特別仕様も継続

ガルシア=マルケスの代表作『百年の孤独』文庫版(新潮社)が6月26日に刊行された。先日、刊行自体はシアタメでも紹介したが、前評判が高く、発売前には重版が決定し、そして、発売日の6月26日は全国の書店で和書総合ランキング1位を獲得。売切れの書店が続出。発売翌日には大部数での重版となったと新潮社から発表された。当初、初回出荷分限定としていた〈特別仕様である煌びやかな金スピン(紐しおり)〉も、3刷でも継続となった。

ガルシア=マルケス『百年の孤独』文庫版 ■池澤夏樹さん監修「『百年の孤独』読み解き支援キット」(無料)大好評配信中:作家・池澤夏樹さんが著書『ブッキッシュな世界像』(白水社刊)や『世界文学を読みほどく』(新潮選書)で発表したもので、「ブエンディア一族家系図」と作品要約「百年の歴史実話・抄」で構成(レイアウトの都合で「ブエンディア家の人々」(主要人物出入り表)は割愛)。ブラウザで閲覧できるHTML版とPDF版が用意されている。

また、麗しい装画(写真参照)は、三宅瑠人によるもの。三宅は現在放送中のNHK朝ドラのメインビジュアルをクリエイティヴによるもの。装画で『百年の孤独』の世界観を伝えている。

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書誌情報:【タイトル】百年の孤独/【著者】ガブリエル・ガルシア=マルケス/【訳者】鼓直/【発売日】2024年6月26日/【ページ数】672ページ(文庫版)/【定価】1375円(税込)/【ISBN】978-4-10-205212-9

情報ページ:https://www.shinchosha.co.jp/book/509011/

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