福山雅治さんの母校で先進的な取り組み 子供達がデジタルクリエイターに!?【長崎市】

全国の学校で情報通信技術「ICT」を使った授業が取り入れられる中、長崎市の小学校では子供達がデジタルクリエイターとして制作活動に取り組んでいます。

長崎を代表する有名人の母校です。

小学校の玄関を入ってすぐにのところにある4つのモニター。

映っているのは長崎スタジアムシティについて語る、卒業生で俳優・シンガーソングライターの福山雅治さんです。

長崎市の稲佐小学校では児童へのお知らせなどを画面に映し出すことができる「デジタルサイネージ」を5月から取り入れています。

正に「動く」学校新聞です。

稲佐小学校 岡田政宏校長
「動かない広告媒体と比べて子供達の様子であるとか伝えたいことがダイレクトに伝えられる。人目を引くというのが一番のメリット」

子供達もクリエイターになります。

「省エネ」について全校児童に知ってもらおうと6年生が画面に映し出す資料を
作っていました。

使うのは「Canva(キャンバ)」というアプリです。

フリーの画像や音楽を交えて誰でも簡単に資料をデザインすることができ、長崎市内の小中学校の授業でも6月から導入されています。

6年生
「こことここ(上の段)が1つ目と2つ目のテレビに(表示されて)(下の段が)3つ目と4つ目のテレビという仕組みになっている」

4つのモニターをつなげた画面に映すのでパソコンで構成するとイメージと違うことも。

途中で出来映えを細かくチェックするのがポイントです。

6年生
「1年生はあまり漢字が読めないのでひらがなをテキストに打ったりとか読み仮名をつけたりとかを頑張った」

先生も学びます。

27日長崎市内の小中学校の教師約100人が集まって講習会が行われました。

教えるのはCanvaの活用を全国で指導している坂本良昌さんです。

坂本良昌さん
「授業作りだったりをこれでするのでわざわざプリントとかを刷ったりせずに」

資料を作る機会が多い教師がいち早くとりいれたいアプリというだけあって、画像や動画を使ったデザインの仕方を真剣に学んでいました。

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