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セ最下位に沈むヤクルトが〝ダブルショック〟に見舞われた。3日の広島戦(マツダ)で3―4と逆転サヨナラ負け。1点をリードしながらも9回二死から引っくり返され、ごう沈した。同一カード3連敗を喫し、これで悪夢の4連敗。借金は8に膨らんだ。
守護神・田口が誤算だった。3―2で迎えた9回からマウンドに上がったものの単打と四球で二死一、二塁とされ、坂倉に左翼へ逆転の適時二塁打を浴びてジ・エンド。ウオーターシャワーで大きく盛り上がるカープの面々を横目に田口、そしてスワローズの選手たちはうなだれながらベンチへ引き下がった。
この日は試合前に畠山和洋二軍打撃コーチ(41)が一身上の都合により、退団することを球団側が発表。ヤクルト一筋で20年間にわたって現役生活を全うした後、2020年から同職に就いていた。現場の重職でありながらシーズン途中での退団は極めて異例の事態だけに、球団周辺や球界内では「チームに与える影響は少なくない」との指摘や、畠山前コーチについても「何があったのか」「何か大きな問題があったのではないか」と心配する声も噴出している。