京都鉄道博物館で今夏に廃車予定の「オハ12形」の『さよなら展示「オハ12形」特別展示』がスタート 特別展示は4日まで<Photo report>

京都鉄道博物館において、『さよなら展示「オハ12形」特別展示』が6月27日から始まった。

京都鉄道博物館では、西日本旅客鉄道(JR西日本)の営業路線と繋がった引込線を活用して現役車両を展示しており、今回の企画では、2024年夏季に廃車予定の「オハ12形」を含む宮原支所所属の12系客車5両全ての特別展示を行う。

本館1F「車両のしくみ/車両工場」エリアでは、オハ12形を含む12系客車 3両(スハフ12形155号車+オハ12 形346号車、オハ12形341号車)を展示。うち1両のスハフ12形155号車車掌室側には「だいせん」のテーブルマークが掲出されている姿も見られた。

また、今日から「SLスチーム号」の客車を12系客車に変更して運行をしており、特別展示が始まった初日の27日のみ12系客車をDE10形が牽引した。12系客車には「SL北びわこ号」のヘッドマークを掲出する粋な計らいも。

28日以降は、C56形160号機で牽引を行い、ヘッドマークは日替わりで「SL北びわこ号」の3種(春・秋・冬)、DL スチーム号、SLやまぐち号、がんばろう能登の掲出を予定する。

7月4日は、2021年5月に運行を終了した SL北びわこ号の再現展示を行う。C56形160号機と12系客車5両を連結、往時の姿を SL スチーム号の隣りで完全再現展示し、ヘッドマークはSL北びわこ号「夏」の掲出を予定する。

●SL北びわこ号再現展示
《 開 催 日 》7月4日
《開催時間》10:00~12:00
《開催場所》扇形エリア SLのりば付近
※当日のSLスチーム号は、DE10形が通常の客車を牽引して運行

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