8人が死亡した松本サリン事件からちょうど30年となった6月27日、現場では多くの人が犠牲者を悼みました。
1994年6月27日、長野・松本市の住宅地にオウム真理教のメンバーが猛毒の「サリン」をまき、8人が死亡、600人以上が重軽症を負いました。
道場の立ち退きをめぐる裁判の妨害を狙った犯行でした。
犠牲者が出た寮の跡地の公園に、地元の町会が設けた献花台には、朝から多くの人が花を手向けていました。
献花した人は、「もう二度とこういう事件は起きてほしくない」と話しました。
事件は、第一通報者の河野義行さんを容疑者扱いした警察の捜査や、メディアの事件報道の在り方に重い教訓を残しました。
