FKAツイッグス、シャイア・ラブーフに1000万ドルの損害賠償

FKAツイッグス(36)が元恋人のシャイア・ラブーフ(38)に1000万ドル(約16億円)の損害賠償を求めている。2019年の映画『ハニーボーイ』で共演し交際を始めた2人だったが、2020年12月にはツイッグスが性的暴行と執拗な虐待を受けたとしてシャイアに対して訴訟を起こし、性病を故意にうつされたといった内容も含まれていた。現在2人は法廷闘争の最中で特定の書類提出を巡り揉めている状況だ。

ツイッグスからの訴えを否定しているシャイア、イン・タッチ誌が入手した裁判書類によると、賃金の損失、仕事の機会の喪失、精神的苦痛などを受けたとして1000万ドルの損害を被ったとするツイッグスの主張は信じ難いとして、一連の財務書類の提出を要求している。

シャイアの弁護士はこう話す。「FKAは精神的苦痛によりアルバムのリリースが遅れ、ツアー開催前にアルバムが完成せず、100万ドル(約1.6億円)を失ったと主張しています。この遅れの主張の裏付け、アルバムのリリースが早かった場合に100万ドルが余分に稼げたという正当な理由も説明していません」「またFKAはシャイアのせいで仕事の機会も失ったと主張しています。本人が言う深刻な精神的苦痛に関するセラピストへの医療費は4100ドル(約66万円)です」

同弁護士は、ツイッグスはシャイアとの交際後に知名度を上げ、音楽活動、映画出演にモデル業とここ数年はむしろキャリアが繁栄しているとし、更に仕事が忙しすぎて過去2年間宣誓証言にすら出頭できていないと指摘してもいた。

今回シャイアはツイッグスが経済状況を証明する書類の提出を拒否したと主張、1000万ドルの損害賠償の支払いは自身の経済的破滅をもたらすとした。

一方ツイッグスはシャイアが自分について、第三者に送った全てのメッセージを提出していないと非難、追加メッセージの確認のため専門家によるシャイアの携帯電話の調査を求めており、担当の弁護士はこう話している。「シャイアは自分がFKAを傷つけたことを何度もインタビューで認めています。FKAに関する書類は何も持っていないというのは通りません」「シャイアの疑わしい立場は明らかであり、中立的な第三者にシャイアの電子デバイスを調査させ、更なるコミュニケーションの有無を確認することは全ての当事者の利益となるものです」

現在同訴訟の判決は下されていない。

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