女子1500メートル予選 田中希実「予選で落ちるかもと思うぐらい緊張」も圧巻の1着 ドルーリーは6着で決勝進出

 トップでゴールする田中希実(撮影・吉澤敬太)

 「陸上・日本選手権」(27日、デンカビッグスワンスタジアム)

 女子1500メートル予選が行われ、3分59秒19の日本記録保持者で、21年東京五輪女子8位入賞の田中希実(ニューバランス)が4分8秒16の2組1着、初の日本選手権となった16歳のドルーリー朱瑛里(津山高)が4分16秒69の1組6着でともに決勝に進んだ。

 日本勢2人目の5連覇と5000メートルに続く2枚目の五輪切符を狙う田中は、後続を大きく引き離して2組1着。圧巻の内容にも「予選で落ちるかもと思うぐらい緊張した」と明かした。

 また、初の日本選手権となったドルーリーは決勝進出圏内の1組6着に滑り込み「決勝に残れて良かった」と安堵(あんど)。憧れの存在である田中と決勝で対決できることになり、「成長できると捉えて頑張りたい」と目を輝かせた。決勝で参加標準記録の4分2秒50を突破して優勝すると、五輪代表に即時内定する。

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