松中氏「定位置であればもしかしたら…」ヤクルト・9回後逸サヨナラ負けで4連敗

◆ 齊藤氏「仕方ないよという気持ちになる」マツダスタジアムで今季白星なく5連敗

23日からの3連敗、さらに今季マツダスタジアムでの4連敗を止めたいヤクルトは27日、広島とのカード最終戦に挑むも3-4xとサヨナラ負けを喫した。ヤクルトは初回に先制し、先発・石川雅規も6回2失点と好投。7回には松本直樹の適時二塁打と山田哲人の犠飛で3-2と勝ち越した。9回に田口麗斗が登板するも先頭打者・上本崇司に安打を許す。二死二塁とした場面で、石原貴規に13球粘られた末に四球を与え、続く坂倉将吾の打球を左翼・山崎晃大朗が後逸。痛恨のサヨナラ打を浴び、連敗ストップとはならなかった。

山崎は前に落ちる打球に果敢に飛び込んだが、先発・石川の勝ちも消してしまうプレーとなった。27日放送のフジテレビONE『プロ野球ニュース2024』の解説・松中信彦氏は「石川投手を勝たせたいという気持ちがすごくあったのではないか。山崎はその一心で飛び込んだと思う」と心中を慮り「一・二塁の場面で、外野は少し下がっていたのでその分捕れなかった。定位置であればもしかしたら捕れていた、あと一歩だった。気持ちの入ったプレーだし、仕様がないと思う」と擁護した。

齊藤明雄氏も「投手からすると、あのプレーは抜けても仕方ないのかなと。打球も詰まりながらスライスして落ちていったので、難しかった。石川投手もあのプレーを見たら、仕方ないよという気持ちになると思う。負けたけど、誰を責めるということもない」と山崎の懸命のプレーを分析した。

☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2024』

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