生きるために欠かせない「水」。でも、世界には、手に入るのはよごれた水だけ、という場所も多くあります。 ここでは、ペットボトルや小石など、身の回りにある材料でできる「ろ過装置(ろかそうち)」を作って、安全な水について考えてみましょう!
用意するもの
①500mlのペットボトル容器 2本 ②どろ水 ③小石:きれいにあらっておきましょう。 ④炭:活性炭(かっせいたん)、バーベキュー用の炭など。ホームセンターで買えます。 ハンマーなどで小さく砕(くだ)いておきましょう。 ⑤カット綿 ⑥カッター
※注意※ 作る前に必ず確認してね!
・ろ過した水は飲み水ではありません。手あらいや洗たく用の水を想定しています。体に悪い成分がふくまれている可能性もあるので、絶対に飲まないようにしましょう。 ・手順をよく読み、安全に注意して行いましょう。特に、カッターを使う時は大人に付きそってもらい、けがをしないように気を付けましょう。
ろ過装置の作り方
STEP1:ペットボトルを切る
2本のペットボトルのうち、1本は底の部分を、もう1本は飲み口のある上の部分を、カッターで切りはなします。
STEP2:カット綿をつめる
カット綿に水でしめらせてから、きつくしぼり、底を切ったペットボトルの飲み口の部分にぎゅっとつめます。
STEP3:材料をつめる
つめたカット綿の上に、小石、カット綿、炭、カット綿、小石の順番で入れていきます。 小石と炭の間にはさむカット綿は、水でしめらせてきつくしぼり、広げて重ねます。
STEP4:ペットボトルを重ね、どろ水を注ぐ
材料を入れたペットボトルの飲み口側を下にして、もう1本のペットボトルの切り口に重ねます。 そして、上から静かにどろ水を注ぐと……
知っている? 世界の水事情と国境なき医師団の取り組み
日本では蛇口(じゃぐち)をひねれば、いつでもどこでも、きれいな水が出てきます。 でも、世界にはよごれた水しか手に入らない、自然災害や紛争で水道が使えなくなってしまった、という地域もたくさんあります。 国境なき医師団はそんな水不足で苦しんでいる人びとに、安全な水を届ける活動も行っています。
国境なき医師団が行っている、水の活動に関する動画や記事を集めてみたよ。
小さい子は大人の人と見てみてね!