メタリカ、ダイアモンド・ヘッドのブライアン・タトラーと共演

Selbymay, CC BY-SA 4.0

今週水曜日(6月26日)、ノルウェーの首都オスロで開かれた<Tons Of Rock>フェスティバルで、ヘッドライナーのメタリカのパフォーマンスにダイアモンド・ヘッドのギタリスト、ブライアン・タトラーがサプライズ出演した。

タトラーはショウ中盤で登場し、80年代半ばにメタリカがカヴァーしたことで知られるダイアモンド・ヘッドの代表曲の1つ「Am I Evil?」(1980年)をバンドとプレイした。メタリカは翌日、「BRIAN FUCKIN’ TATLER!!!」と、タトラーのギター演奏にメンバー4人が感服する様子をとらえた写真をインスタグラムに投稿している。

メタリカは「Am I Evil?」ほか、「Helpless」「The Prince」「It’s Electric」と、これまでダイアモンド・ヘッドの楽曲4曲をカヴァーしており、タトラーは以前、『Metal Pilgrim』のインタビューで、「もし、メタリカがダイアモンド・ヘッドの曲をカヴァーしていなかったら……、彼らが最初にカヴァーしたのは“Am I Evil?”で1984年だった。“Creeping Death”のB面に収録されたんだ。もしそれがなければ、僕はどこか別の場所で職探ししていたかもしれない。彼らのファンたちへの紹介がなければ、ダイアモンド・ヘッドを続けるのはもっと大変だっただろう。あのレコードは何百万枚も売れた。メタリカを通じ、“Am I Evil?”の別ヴァージョンはすごく売れたんだ。ラーズ(・ウルリッヒ)らのおかげで、よりたくさんの人がダイアモンド・ヘッドを知ることになった。僕らにはたくさんのチャンスが与えられた。メタリカとの繋がりがなければなかったかもしれない」「だから、僕は永遠に感謝している」と、話していた。

メタリカが、昨年4月にスタートした現行の<M72>ツアーで、「Am I Evil?」をプレイするのはこの日が初だったという。タトラーは、サクソンの一員として<Tons Of Rock>フェスティバルに出演していた。

Ako Suzuki

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