ふんわり食感の氷 オリジナルシロップでどうぞ! 熊谷の夏といえば「雪くま」 市役所で試食会「おいしいね」と笑顔

新作の雪くまを頬張る子ども=27日、熊谷市宮町の同市役所

 埼玉県の熊谷の夏を代表するスイーツとして知られる創作かき氷「雪くま」の試食会が27日、熊谷市宮町の熊谷市役所で開かれた。市内の3店舗が各50食を提供。来庁した市民らは、しばしの間暑さを忘れ、個性豊かな味を満喫した。

 雪くまは「平成の名水百選」に選ばれている熊谷の水で作った氷を、ふんわりした雪のような触感に削り、オリジナルシロップをかけたかき氷。2006年から販売され、今夏で19年目を迎える。

 試食会には、販売店が加盟する「雪くまのれん会」の3店が参加した。「和・洋菓子 三河屋」は地元産トウモロコシを使った「せいちゃんのとうもろこし」、「茶の西田園」は「和紅茶ミルクにぐるぐるマンゴーin生パイン」といずれも新作を発表。「HSKWKF ホシカワカフェ」は人気の「自家焙(ばい)煎(せん)コーヒーで作るカフェラテ」を提供した。のれん会会長で三河屋社長の石川雄太さん(43)は「夏の風物詩を味わいに、ぜひ熊谷まで足を運んでいただきたい」とPRする。

 会場には長い行列ができ、ひんやりした雪くまを頬張った市民らは幸せそうな笑みを浮かべた。市内のパート斎木千代子さん(67)は「雪くまを食べて、熊谷の暑さを元気に乗り切りたい」と言う。孫の関口百香ちゃん(3)も「おいしいね」と喜んだ。

 熊谷市は7月1日から9月1日まで、のれん会の協力でスマートフォンなどのウェブ接続が可能な端末を利用したスタンプラリーを行う。同会の28店が参加し、集めたスタンプの数に応じて景品がプレゼントされる(達成者多数の場合は抽選)。

 問い合わせは、市商業観光課(電話048.524.1473)へ。

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