気象庁によりますと、南予では、28日夜遅くにかけて土砂災害に警戒し、中予と東予では28日夕方にかけて土砂災害に十分注意してください()。
愛媛県では28日昼前にかけて低い土地の浸水や河川の増水に十分注意してください。また、28日夕方にかけて落雷、竜巻などの激しい突風に注意してください。
気象概況
梅雨前線が華中から西日本にのびており、前線上の対馬海峡付近には低気圧があって東へ進んでいます。28日は、前線上の低気圧が西日本の日本海側を東へ進み、梅雨前線が西日本にのびる見込みです。
低気圧や梅雨前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込むため、愛媛県では28日夕方にかけて大気の状態が非常に不安定となる見込みです。
また、愛媛県では、これまでの大雨により地盤の緩んでいる所があり、今後は少しの雨でも土砂災害の危険度が高まるおそれがあります。
令和6年4月17日の豊後水道の地震で揺れの大きかった地域では、地震前と比べて、少ない雨でも土砂災害が起こりやすくなっています。
雨の予想
愛媛県では、28日昼前にかけて局地的に雷を伴った激しい雨が降る見込みです。南予では、28日夜遅くにかけて土砂災害に警戒してください。中予と東予では、発達した雨雲が停滞した場合には警報級の大雨となる可能性があります。
28日に予想される1時間降水量は多い所で、
▼中予 30ミリ
▼東予 30ミリ
▼南予 30ミリ
28日6時から29日6時までに予想される24時間降水量は多い所で、
▼中予 80ミリ
▼東予 80ミリ
▼南予 100ミリ
