ついにスタバも参戦! 米ファストフードの「激安競争」がヒートアップ

By 佐藤まきこ

インフレの影響で、もはや「ファストフードが気軽に食べられる食事」ではなくなってきている米国。世界的な人気コーヒーチェーンのスターバックスも、コーヒー1杯であっという間に10ドル(約1600円※)近くになってしまいます。そんななか、そのスターバックスが米国で破格の朝食コンボをスタートすることを発表しました。

※1ドル=約160.9円で換算(2024年6月28日現在)

↑米スタバが始めた破格の朝食メニュー(画像提供/Good Morning America/YouTube)

朝食コンボは、トールサイズのホットまたはアイスコーヒー(紅茶でも可)1杯に、クロワッサンを組み合わせたもの。これでたったの5ドル(約800円)なので破格です。クロワッサンではなく、ソーセージやチェダーチーズ入りの卵のサンドイッチの場合は6ドル(約960円)、ダブルスモークベーコンサンドイッチなら7ドル(約1100円)になります。

今日の米国のスターバックスで、5ドル~7ドルでドリンクと軽食を食べられるのは、かなりお得感があります。それに加え、もともと10年以上前にあった朝食コンボが復活したとあって大きな話題に。

現在、同国のファストフード業界では、このようなバリューメニューがトレンドになっています。物価高と人件費高騰のあおりを受けて値上がりが続き、顧客離れが進んでいるファストフード業界では、お得なメニューを用意して、顧客の呼び込みに必死のようです。

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スターバックスも5月の売上が過去3年間で初めて落ちたことから、危機感を抱いてこの朝食コンボを始めたのかもしれません。

【主な参考記事】

USA Today. Starbucks introduces value meals with new ‘Pairings Menu’. June 13 2024

Daily Mail. Starbucks finally tackles high prices – but it won’t fix an even bigger bugbear for customers’. June 22 2024

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