台風の風水害想定した情報伝達訓練「素早く正確に伝えられるかがカギ」

とちぎテレビ

本格的な台風シーズンを前に小山市では27日、市役所の職員による台風の風水害を想定した情報伝達訓練が行われました。

訓練は毎年この時期に行っていて、今回は75人が参加しました。

今回の訓練の想定となった2019年10月の台風19号「東日本台風」では、小山市でも川から水があふれて、546戸が床上や床下浸水の被害に遭い最大で1804人が19カ所に避難しました。

今回の訓練では、県の危機管理課と連携する「栃木県リエゾン」という情報連絡員が、コロナ禍明けでは初めて派遣されました。これは小山市内に住む県庁の職員が市役所に出向いて、県と市の情報伝達の橋渡しをするものです。

さらに訓練では今回初めて住民からの通報を地域の出張所が受け、本庁の災害対策本部まですばやく伝えられるかなど、より実践に近い形で行われました。

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