子供や高齢者は気を付けて! レアステーキに注意喚起

※写真はイメージ

分厚い肉を焼いたり炙ったりする、ステーキ。

食べると、あふれんばかりの肉汁が口一杯に広がってきます。

こんな風に想像するだけで、食欲が増すでしょう。

特に牛ステーキには、生の状態に近い『レア』や、しっかり焼いた『ウェルダン』など異なる焼き加減があるのが特徴です。

レアステーキって食べてもいいの?

東京都保健医療局は、ウェブサイトを通じて、牛肉のレアステーキを食べる時に注意するべきポイントを解説しています。

・食中毒菌は、主に牛肉の表面に付着しているので、牛肉の表面と側面をしっかり焼けば、牛ステーキをレア(中が赤い状態)で食べても基本的には問題ありません。

・ただし、食中毒菌は、時間とともに牛肉の表面から内部に浸透していくので、子供や高齢者など食中毒に対する抵抗力の弱い方は、中までしっかり焼いて食べましょう。

牛肉の場合、食中毒菌は、主に表面に付着しているのだとか。

そのため表面と側面をしっかりと焼けば、中面が赤いレアの状態で食べても、問題ないといいます。

しかし、時間の経過とともに、食中毒菌は牛肉の表面から内側へ浸透していくため、食中毒にかかるリスクはゼロではありません。

特に、食中毒に対して抵抗力の弱い、子供や高齢者が食べる時は、牛肉を中面までしっかり焼くことをおすすめします。

また東京都保健医療局によれば、市販のステーキの中には、柔らかくするためにスジ切りをするほか、調味液をしみ込ませたものも販売しているとのことです。

それらの加工を施したステーキ肉は、食中毒菌が、肉の内部にまで入り込んでいる可能性が高く、中面までしっかり焼くといいのだとか。

ラベルには『牛肉加工品』『食肉加工品』といった表示があるので、確認するようにしてください。

2024年6月現在、各地で真夏日が観測されています。暑い日が続くと、食中毒の発生が多くなるので、東京都保健医療局の注意ポイントを参考にしましょう。


[文・構成/grape編集部]


出典

東京都保健医療局

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