クマ1頭の死骸発見/八戸・市川、14日の発砲場所近く

 26日午後5時半ごろ、青森県八戸市市川町でクマ1頭が死んでいる-と、発見者が110番通報。駆けつけた八戸署員が死骸を確認した。市によると、死骸が見つかった現場は、同市市川町高屋敷の国道45号沿いで、目撃情報を受けて14日に猟友会メンバーが2発発砲した場所の近く。

 発砲翌日の15日に市や八戸署、猟友会など約30人が現場周辺を捜索した際はクマの姿や痕跡を発見できていなかった。死骸は肉の部分が抜け、骨と皮のみの状態になっていたという。市の要請を受けて業者が26日午後7時過ぎに回収した。

 市は14日に目撃されたクマと同じ個体の可能性が高いとみる一方、断定もできないことから、引き続き住民に注意を呼びかけている。

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