沖縄コロナ感染、前週比1.42倍に急増 60代が4割、20代も増加 県「換気や手洗いで予防を」

新型コロナウイルス・オミクロン株の電子顕微鏡写真(国立感染症研究所提供)

 沖縄県感染症対策課は28日、県内53定点医療機関で17~23日の1週間に報告された新規の新型コロナウイルス感染者数が1医療機関当たり25.68人となり、今年初めて20人を上回ったことを発表した。前週は18.11人で、1.42倍に急増した。

 同課によると、定点医療機関での17~23日の新規感染者は1361人。60歳以上の高齢者が585人で、全体の43.00%を占める。一方で若い世代にも感染が広がっており、20代も120人(8.8%)と、前週の1.67倍に増えている。

 同課は「梅雨明けで、高温が続き、換気をしなくなっていることも考えられる」として、換気やせきエチケット、手洗いなどの感染予防策を呼びかけている。(宮沢之祐)

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