高評価ファンタジー農場シム『Sun Haven』、最新アップデートで有志翻訳を削除。代替の機械翻訳に多数の困惑の声

高評価ファンタジー農場シム『Sun Haven』、最新アップデートで有志翻訳を削除。代替の機械翻訳に多数の困惑の声

2021年に早期アクセスを開始し、2023年に正式版が公開され、ユーザーから高評価を得てきたファンタジー農場シミュレーションゲーム『Sun Haven』ですが、2024年6月13日に行われたバージョン1.4アップデートで英語以外の全言語で今までの有志翻訳を削除し、機械翻訳に置き換えたことにより、ユーザーコミュニティからは困惑と反発の声が上がっています。

突然のDiscord翻訳コミュニティの削除、そして機械翻訳への置き換え……最近のユーザーレビューは「賛否両論」に

『Sun Haven』は元々バージョン1.1の頃から多言語対応を試みていたのですが、その頃は機械翻訳をそのまま割り当てただけで読めたものではない……という反応が多数でした。しかし有志が複数言語に対応した翻訳MODを制作し、開発元ももともとMODに寛容だったこともあり、翻訳MODはゲーム本体に取り込まれる形となりました。

その後も同作の公式Discordサーバーのtranslationチャンネルにおいて、活発な翻訳の議論が行われていましたが、そこで翻訳MODの製作者とゲーム開発者が揉めてしまいます。その結果、Discordサーバーからtranslationチャンネルは消滅。現在では同チャンネルは見ることができません。

その後、2024年6月13日に行われたバージョン1.4へのアップデートにおいて、英語以外の言語で今まで搭載されていた有志翻訳が全て消滅。機械翻訳のチグハグな内容に置き換えられる……という、英語話者以外には青天の霹靂となるアップデートとなったのでした。

当然、英語圏以外のユーザーはこのアップデートに憤慨。6月13日を境にユーザーレビューは低評価なものが多数投稿され、6月28日現在『Sun Haven』の最近の評価は「賛否両論」となっています。

しかしながら低評価ユーザーレビューの中にも「翻訳さえ悪化しなければ……」といった、ゲーム内容自体は評価する声は多く、「翻訳の質の悪化」の1点がどれだけユーザーを失望させてしまったのかが浮き彫りになってしまった形です。

翻訳の質を下げたことで、大量のユーザーの困惑と怒りを招いてしまった本作。はたして、この問題は今後無事に解決するのでしょうか。


『Sun Haven』は、PC(Steam)で2,570円(7月12日まで1,285円)で配信中です。

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